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ディキシー・チキン(Dixie Chicken)/リトル・フィート〜ニューオーリンズR&Bなど南部の香りを強く漂わる名盤。ローウェル・ジョージのスライドが抜群

ディキシー・チキン/リトル・フィート聴きたい名盤は山ほどありますが、そりゃ、何から何まで聴く事は当然無理ですよね、普通の人には。

無茶苦茶カッコいいのは分かっていて、ちゃんと聴きたいな~と思っていても、若い頃はなかなかアルバムまでは手が出なくて、その後もあまり縁がないというバンドのうちの一つがこのバンド、リトル・フィートなんです。
ただ、これだけはさすがに押さえておきました。

ディキシー・チキンDixie Chicken)」

1973年発表の3枚目のアルバムで、これは名盤ですね。
中古の輸入盤を手にしました。

ニューオーリンズR&Bの香りを強く漂わせ、全体に南部色を感じさせる泥臭い音が本当はかなりの好みなんですが、前述の通り、縁がなかったんですよね~
このアナログ盤も、実は随分後になってからやっと手に入れたんです。

針を落とすと始まる、1曲目の「ディキシー・チキン(Dixie Chicken)」から、やっぱりカッコいい~、というのがまずの感想ですよね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
残念ながら、リトル・フィートについては、あまり詳しくないのですが、やっぱり耳が行ってしまうのはローウェル・ジョージのギターですかね。
そのスライドが抜群に味があります。

アルバム通して、歯切れの良いリズムにスライド、それに女性コーラスがいい味だしてます。
アルバムを見ると、ボニー・ブラムレットにボニー・レイットの名前もありますね。

コーラスがいい感じで絡むB面1曲目の「フール・ユアセルフ(Fool Yourself)」や、これまた、南部の香りいっぱいのB面3曲目「ファット・マン・イン・ザ・バスタブ (Fat Man in the Bathtub)」等、いい曲が揃ってます。

アルバム最後は、ちょっとゆったり感があり、スライドたっぷりのインスト曲「ラファエット・レイルロード (Lafayette Railroad)」で締めくくってます。

時に、洗練されたサウンドも聴かせてますが、後の音楽性に通じる部分でしょうかね。
こうやって改めて聴くと、ルーツ・ミュージックを取り入れて、スライドを大きくフューチャーしているサウンドは、ライ・クーダーと通じる部分もあるのかな、なんてこともちょっと感じました。

あまり縁のなかったリトル・フィートですが、これからでも遅くないので、もうちょっとちゃんと聴こうかな~
それにしても、ローウェル・ジョージが1979年に34歳で亡くなっているのは、早過ぎですよね。

◆iTunes StoreでDixie Chicken – リトル・フィートをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.9)


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