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Live At The Cafe Au Go Go/ブルース・プロジェクト〜アル・クーパーらが在籍したブルース・ロック・バンドのデビュー作はいきなりのライヴ盤

Live At The Cafe Au Go Go/ブルース・プロジェクトやはり、このバンド名は、ブルースなんかを聴き始めた頃は気になったものです。
それに、先に聴いていた「スーパーセッション」のアル・クーパーも参加しているとなると、なおさらです。

ただ、実際手にしたのは、結構後になってからでした。
ブルース・プロジェクトBlues Project)のこちらのアルバムです。

ライヴ・アット・ザ・カフェ・ア・ゴー・ゴー
Live At The Cafe Au Go Go

「カフェ・ア・ゴー・ゴーのブルース・プロジェクト」という邦題も見られますね。
1966年発表の、彼らのデビュー作にして、いきなりのライヴ盤で、1965年11月のライヴを収録したものです。

ですが、手にしたのは、恐らく再発の国内盤で、「ロック・コレクター・シリーズ第2集」というシリーズのものでした。

収録曲には、マディの「Goin’ Down Louisiana」、ハウリン・ウルフの「Back Door Man」、ウィリー・ディクソンの「Spoonful」等のブルースナンバーが並んでますね。
ライブなので、シンプルですが、かなり熱い演奏を繰り広げています。

中には、A面3曲目のドノヴァンの「Catch the Wind」のようなポピュラー曲や、A面最後のエネルギッシュなインスト「The Way My Baby Walks」のような曲もあって、なかなか面白いですね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
実際、このアルバムに関しては、演奏している曲もブルースが多く、個人的な当初の期待通りのホワイト・ブルースとかブルース・ロックということになるのでしょうが、この後、このバンドは、ブルースにとらわれない、かなり先進的、独創的な方向へと進んでいき、多彩な音楽性を表現していくようですね。

ただ、残念ながら、ブルース・プロジェクトで所有しているのはこのアルバムのみなので、以降の音楽的変遷は詳しくは知らないんです。
バンド自体は数枚のアルバムを残しただけで、短命だったようですね。

このアルバムのメンバーを記しておきます。
ダニー・カルブ(ギター)
アル・クーパー(オルガン)
スティーヴ・カッツ(ギター)
ロイ・ブラメンフェルド(ドラム)
アンディ・カルバーグ(ベース)
トミー・フランダース(ヴォーカル)
※トミー・フランダースはすぐに脱退しているようです。
※アル・クーパーとステーブ・カッツはアルバム3枚で脱退して、BSTを結成します。

 
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.1.22)


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