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マイク・ブルームフィールドの2枚組ベスト盤「Bloomfield – A Retrospective」

マイク・ブルームフィールド始めはやっぱり、ポール・バターフィールド・ブルース・バンドでその名前を知ったマイク・ブルームフィールドです。

ポール・バターフィールド・ブルース・バンドの初期の2枚のアルバムと、アル・クーパーとのスーパー・セッション(記事はこちら:スーパーセッション/マイク・ブルームフィールド、アル・クーパー、スティーヴン・スティルス)はアルバムを手にすることができ、有名な「フィルモアの奇蹟」は近所のお兄さんから聴かせてもらっていました。

その他に、マイク・ブルームフィールドがどんな活動をしているのか、当時は(今もそんなに)詳しくは知らなかったのですが、2枚組のアルバムを見つけて、これは色々聴くことが出来ると思い、輸入盤でしたが購入しました。それが、こちら。

Bloomfield – A Retrospective

1983年(たぶん)発売の、2枚組のベスト・アルバムです。

情報があまりなく、輸入盤ということもあって、さっぱり、このアルバムの状況は分からなかったのですが、マイク・ブルームフィールドは、1981年に37歳という早過ぎる年齢で亡くなっているのですが、ジャケットにRetrospectiveと書いてあるので、これは追悼盤ということなんでしょうね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
ちなみに曲の途中途中でインタビューが入っているのですが、残念ながら英語が分からず内容が分かりません…
こんなに洋楽を聴くようになるのだったら、もっと英語を勉強しておくんだった…

内ジャケットの記載によると、収録曲は録音が1974年までのもののようで、その内容を珍しく紹介してみると、

・未発表曲が、初期と後期で6曲入っていて、ヴォーカルも聴くことが出来ます(この段階での未発表曲なので、その後は何かに収録されたかどうかは知りませんが…)。

・エレクトリック・フラッグ在籍時の「A Long Time Comin」から6曲。エレクトリック・フラッグ在籍時の曲は初めて聴いたのですが、ブルースではなく、ホーンを大きく取り入れた幅広いアメリカン・ミュージックといった感じなんですね。結構好きですね。

・アル・クーパー関連から3曲。やはり、この時期のギターは素晴らしいですね。

・ソロ及びジョン・ハモンドとDr.ジョンとの「三頭政治(Triumvirate)」からそれぞれ1曲。

・あと、ニック・グレイヴィナイツ(Nick Gravenites)のアルバム「My Labors」から1曲。この人、詳しくは知らないのですが、エレクトリック・フラッグにもいてマイク・ブルームフィールドと一緒に組んで歌っている人ですね。

ということで、アルバム通してかなりマイク・ブルームフィールドを楽しむことが出来ました。
個人的には、それまで聴いたことのなかった、エレクトリック・フラッグを聴けて良かったです。

それにしても、マイク・ブルームフィールドのギターは良いですね~。

◆iTunes StoreでBloomfield – A Retrospective – Michael Bloomfieldをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.5.14)