東アジアカップ2013 サッカー日本代表 対 中国代表 テレビ観戦記(2013.7.21)

サッカー日本代表、東アジアカップ初戦の対中国戦です。
この大会は、日本代表とはいえ、いわゆる海外組は招集されてなく、国内組でも代表常連のベテラン勢は呼ばれてないので、ほとんど新チームといった印象です。

東アジアカップ2013 日本 対 中国

キックオフ:2013年7月21日(日)21:00
試合会場:韓国・ソウル

(途中までは、試合開始前に執筆しました)

代表メンバーは、先日のコンフェデレーションズカップからは、DF栗原勇蔵、MF高橋秀人、GKの西川周作と権田修一が残っているくらいなのかな?

他は本当にフレッシュなメンバーで、サポーターにも代表入りを熱望されていた、柿谷曜一朗や豊田陽平の名前もあります。

攻撃陣では、個人的にはもちろんこの2人が楽しみですし、他にも注目の選手はいますが、本当は、ここに佐藤寿人が入っていてほしかったんですがね〜(残念)。
柴崎岳が体調不良により代表辞退したのも残念です。

守備陣では、現在の吉田と今野のCBに、新しく割り込んでくるレベルのパフォーマンスを見せてくれる選手が現れるのかが気になるところです(千葉和彦、森重真人、鈴木大輔らが新しい顔ぶれですね)。

キャプテンは代表経験の豊富な駒野友一が勤めるということで、元々SBは現日本代表では比較的人材が豊富なポジションなので、この大会では駒野が出場を続けて、いわゆる日本代表のエッセンスを各若手に伝えることになる、というようなことをどこかで読みましたよ。

メンバーがフレッシュになって、新戦力発掘の大会となったからと言っても日本代表ですから、つまらない試合はしてもらっては困ります。
そこらへんは結果もきちんと残してもらわないと、ですね。

なにせ、代表としては、コンフェデレーションズカップで3連敗してますからね。

メンバーを固定してしまい、なかなか新しい戦力を試してくれないと言われ続けている、ザッケローニ監督ですが、監督の目に留まり、現代表に割って入る選手が現れるのか、注目したいと思います。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバーは、
GK:12 西川周作
DF 3 駒野友一/16 栗原勇蔵/36 森重真人/5 槙野智章
MF 17 山口螢/29 高萩洋次郎/28 青山敏弘
FW 9 工藤壮人/30 柿谷曜一朗/11 原口元気

柿谷の1トップですね。
それにしても、フレッシュです。

試合は前半から中国の圧力にボールが保持できず、押し込まれる展開で、前半5分にいきなり栗原がPKを与えてしまって、中国が先制
メンバーが変わっても、立ち上がりが苦手なんですね〜

その後も全くいいところ無しの日本に対して、中国はしっかりとプレスをかけて、シンプルにボールを前に運んでいてと、中国ペースです。

前半の前半は、原口のいい飛び込みからのダイレクトシュートが1本あっただけでしょうか。

何だか、日本の守備はゴール前へのクロスに対して、キッカーにもゴール前でもフリーにしてしまうことが多くて心配です。
その前のプレスや、そもそもの動き出しも悪いようで、そのせいか、ファールが多くて、不要なFKは与えたくないですね。

その後、徐々に日本もボールが回るようにはなってきた中、前半34分にCKからつないで、栗原がヘディングでゴール!
栗原はPKを与えた分を取り返しましたね。

前半のうちに追いつけたのは大きいですね。
これで、少し落ち着いた試合運びをできるといいのですが、中国に決定的チャンスがあったりもしてヒヤッとしつつ、前半は1—1で終了。

後半のメンバー交代はなし。

後半に入ると、中国の運動量が落ちてきたのもあって、日本がボールを保持できるようになり、ゴールが待たれる展開に。

すると後半14分、槙野の左からのクロスに、DFの前に切れ込んできた柿谷が頭で代表デビュー戦で代表初ゴーール!(2—1)

さらに後半16分には、今度は柿谷のアシストから、工藤の代表初ゴーール!(3—1)
柿谷は十分相手をひきつけて、自分で打ちたいところでしたが、上手いとこパスを出しましたね。

青山→20 高橋秀人(後半21分) 代表常連の高橋はなかなか出場機会がないので、アピールしどころですね。
原口→32 齋藤学(後半27分) 原口はちょっと疲れが見えてました。好調斉藤は何かやってくれそうです。

これで余裕の試合展開になるのかなと思ったのですが,後半36分に駒野がPK献上で、3—2。

そもそも、油断しだしたのか、プレスが甘くなってきていて、いい形を作られだしてましたね。

こうなると勢いは中国に傾き、日本は何だかバタバタ浮き足立ったプレーが目立って、もうちょっと落ち着いてボールを回せばと思うのですが、そのあたりは、やはり代表経験が浅い、もしくは初代表の選手が多いということで、難しいのでしょうかね。

あと、ゲームを落ち着かせたりして、コントロールできる選手もいませんでしたね。

そして受け身に回って浮き足立ったまま、後半42分にクロスから失点して、3—3の同点。ダメだこりゃ。

柿谷→21 大迫勇也

結局、その後もチャンスはあっても精度が低く、そのまま同点で引き分け。

相変わらず、守備がもろいという、最近の日本代表の課題は今回のメンバーでも解決しそうにないですね。
後半、完全に足の止まった中国相手に、追加点を取れなかったのも痛かったです。

もったいない試合、というかがっかりの試合でした。

ザッケローニ監督がいつになく(得点したときも)終始厳しい表情だったのが印象的でした。

気を取り直して、次のオーストラリア戦でいいところを見せてもらいたいですね。