スウェーデンのファルンで開催中のノルディックスキー世界選手権第8日は、注目のジャンプ男子個人ラージヒル(HS134メートル、K点120メートル)です。
日本勢は、前日に予選免除の葛西紀明選手以外の竹内択選手、伊東大貴選手、小林潤志郎選手の3選手が予選に臨み、3選手ともしっかりとしたジャンプで、今日の決勝に進んでます。
竹内択選手がノーマルヒルの5位に混合団体でも安定した飛躍を見せていて、期待されますね。
そして、もちろん、注目は42歳のレジェンド葛西紀明選手ですよね。
ノーマルヒルでは、1回目まさかの35位で、2回目に進めないという結果だったのですが、得意と言われるこのラージヒルで、いい結果が欲しいですね。
(NHKBS1で生中継観戦中)
ジャンプ男子個人ラージヒル1回目
20 小林潤志郎選手の1回目は、119mとちょっと伸びませんでした(この段階では、まだ2回目に進めるかは分かりません)。
33 竹内択選手の1回目は121mで、これまで好調だったのですが、思いのほか距離を伸ばすことができませんでしたね。
36 伊東大貴選手の1回目は119mで、飛び出しは高く上がったのですが、終盤落ちてしまった感じで、こちらも距離を伸ばせませんでしたね。
44 葛西紀明選手の1回目は、129.5mといいジャンプを見せて、この段階で3位につけました、
ということで、1回目を終わって、葛西選手7位、竹内選手17位、伊東選手20位、小林選手21位となり。日本勢は全員30位までに入り2回目には進めますが、う〜ん、ちょっと苦しい1回目ですね。
条件や技術的なことはさすがによく分かりませんが、どの選手も、後半伸びきらず、苦労している印象でしたね。
1回目のトップは、ドイツのフロイントでした。
葛西選手は、まだメダル圏内ではあるので、2回目に頑張ってもらいたいですね。
ジャンプ男子個人ラージヒル2回目
(テレビ中継が時々乱れて、映像が止まってましたね)
1回目21位の小林選手の2回目は、ガッツポーズも出るいいジャンプを見せてくれて、応援するこちらもスッキリする130mの大ジャンプでした。この段階でトップですね。
この小林選手のジャンプの後、飛びすぎるということで、ゲートを下げましたね。
その分は、ゲートファクターといって、点数で調整されるんですね。
1回目20位の伊東選手の2回目は、111mと失速ジャンプになってしまいました。解説の原田さんによると、風も悪かったようですが、ちょっと残念な結果でしたね。
1回目17位の竹内選手の2回目も、109.5mと失速ジャンプで、こちらも残念な結果となってしまいました。
う〜ん、ゲートを下げたうえ、風も弱まっているようで、ちょうどこの時間帯は、コンディションが悪くなっているようです。
風の運、不運というのは、自然の中でやっている競技なので、避けられませんよね。
実は、ゲートを下げた小林選手以降の選手たちが、距離を伸ばすことができず、小林選手の順位がじわじわ上がってます。
1回目7位の葛西選手の2回目は、期待したのですが、飛び出しから低くて、119.5mと距離を伸ばすことができず、う〜ん、残念。
結局、1回目のトップのドイツのフロイントが、2回目も距離を伸ばして優勝しました。
ちなみに、フロイントは1回目134m、2回目135.5mと完璧なジャンプを2本揃えての、見事な優勝でした。
日本勢は、葛西選手11位、小林選手13位、竹内選手24位、伊東選手28位、という結果でした。
競技終了
ノーマルヒルに続いて、このラージヒルでも、日本勢はメダルに届きませんでしたが、こうやってじっくり見ていると、なかなか表彰台にあがるというのは、大変なことですね。
2月28日に団体戦が残ってますので、日本のチーム力で頑張ってもらいたいですね。