ジョン・リー・フッカーのアルバムを最初に買った時の記事にも書いたことなのですが(→ジョン・リー・フッカー「シングス」)、いったいどこで、このブルース・マンの名前を耳にしたのか、今となっては覚えていません。
ただ、こういう大物ブルース・マンの名前を知ると、やはり聴いてみたくなるんですよね。
テキサス・ブルースの巨人、ライトニン・ホプキンスです。
手にしたのは、高校生の頃だと思うのですが、輸入盤で見つけたこのアルバムです。
「STRUMS THE BLUES」
ただし、ライトニン・ホプキンスについては当時はほとんど情報はなく、ましてやこのアルバムについての予備知識は全くなしで、しかも輸入盤。
針を落とすまで、その音は全く未知の世界。
けど、その瞬間がドキドキして、本当に楽しみでした。
で、感想は…
ディープでした…
ここからはその後に知ったことですが、このアルバム自体は初録音曲「ケイティ・メイ」を含む1946~48年の初期の録音を集めたもののようです。
で、所謂「ローダウン&ダーティ」とはこういうブルースなんだと納得のディープな世界。
それに、変な言い方かもしれないですが、弾き語り基本なのですが、ライトニン・ホプキンスはギターが上手いんですよね。
加えて、この味のある唸るヴォーカルですからね。参ります。
ブラインド・レモン・ジェファースンと行動を共にしたりして、影響を受けているらしく、テキサス・カントリー・ブルースの伝統を受け継いでいるようですが、あまりにダーティ。よく言われるのが「不良おやじ」ですからねぇ。
ライトニン・ホプキンスはかなりの録音とアルバムを残しているそうです(しかも、出来不出来にあまり差がないとのこと)。
この後、何枚かを入手したので、リズム・セクションがついたり、更にワイルドになっていくこのテキサス・ブルースの巨人のレコードについては、そのうちにまた、つぶやきたいと思います。
ライトニン・ホプキンスは、1982年69歳で亡くなってますが、1978年に最初で最後の日本公演をしているそうです。
観てみたかったですねぇ。
◆Amazonでライトニン・ホプキンスをチェックする。
◆iTunes StoreでLightnin’ Hopkinsをチェックする。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.4.12)