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モージョ・ハンド(Mojo Hand)/ライトニン・ホプキンス〜強烈なジャケットさながらのダーティでディープなライトニン節が炸裂

モージョ・ハンド/ライトニン・ホプキンスこのジャケットをレコード店で見つけたときは鳥肌ものでした。
ブルースのアルバムを追いかけていれば、嫌でも目に焼き付いてしまうジャケットですよね。

グレート・テキサス・ブルースマン、ライトニン・ホプキンスのこのアルバムです。

モージョ・ハンド」(Mojo Hand

元は1960年録音の名盤中の名盤ですね。
手にしたのは、この有名なジャケットのファイア盤をPヴァインが国内で1983年に再発したものです。

この再発盤発売のニュースは、当時はファンの間でビッグ・ニュースとして大歓迎されたようです。
当時の私は、それがどれだけ待ちに待ったことなのかは良く分かってはいなかったのですが、おかげでブルースを聴きだして間もないのに、すぐに手にすることができたのはラッキーでした。

それにしてもこのジャケットは強烈ですね。
そして、このジャケットに負けず劣らず、迫力の内容です。

レコーディングはニューヨークで行われ、基本的には、ベースとドラムをバックにアコースティック・ギターを弾くバンド・スタイルです。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
1曲目の「Mojo Hand」から、ダーティなヴォーカルにかき鳴らすアコースティック・ギターと、ライトニン節が炸裂していますね。
途中の「ヘッヘッヘッ」という、にやけた笑い声が最高ですね(笑)

B面1曲目の「Glory Bee」なんかもスローなブルースが生々しいです。
A面4曲目の「Black Mare Trot」のような、軽快なギターを聴かせるインストなんかも面白いですね。

結局、どの曲もライトニン節を堪能できて、文句無しです。
それにしても、歌はもちろんですが、本当にギターが鋭く力強くカッコいいんですよね。

1946年のレコード・デビューから人気も確固たるものとなっていたのにも関わらず、1950年代中頃から一旦、このようなスタイルのブルース需要の減少から、録音の機会がなくなるという憂き目にもあっていたようです。

ただ、1959年にサム・チャーターズによって、いわゆる“再発見”されてからの活躍は、このアルバムを含めてこれまた凄いものですよね。

いやぁ、それにしてもこのアルバムは、ライトニン・ホプキンスのディープな世界が詰まった、聴きごたえのあるアルバムです。名盤です。

◆iTunes StoreでMojo Hand – The Complete Session – Lightnin Hopkinsをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.10.26)


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