このアルバムはアルバート・キングの名盤中の名盤ということで、高校生の頃に知って、やっぱり聴かない訳にはいかないと思ってました。
以前のエリック・クラプトンの「マネー・アンド・シガレッツ」の記事でも触れたのですが、そのアルバムに収録されていた「クロス・カット・ソウ」の、アルバート・キングのバージョンも是非聴いてみたいとも思ってたんですよね。
すると、何とタイミングの良いことか、当時としては奇跡的に、ほとんど探すことなく見つけることが出来ました。
というのも、手にしたその前年に、国内盤が出ていたんですよね(本当にたまたまなんです)。
「悪い星の下に」(Born Under A Bad Sign)
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。オリジナルは1967年の録音で、買ったのは1982年発売の国内盤です。
「悪い星の下に」に「クロス・カット・ソウ」、「ラーンドロマット・ブルース」に「アズ・ジ・イヤーズ・ゴー・バッシング・バイ」等々、名曲と呼ばれるものが並び、これはたまりません(あっ、代表的な名曲だと知ったのは後になってからですが…)。
荒々しく叫ぶ訳でもなければ(どちらかと言うとこもっている声)、ギターを弾きまくる訳でもない。
しかし、もの凄い迫力。
ギターの音色自体はクリーンですが、鋭く、時には切り裂くようで、チョーキングが決まるとゾクッときますね(いや〜、なかなか言葉では上手く言い表せません)。
楽しみにしていた「クロス・カット・ソウ」は、もちろん、クラプトンより、こちらの方がすぐに好きになりました。
どっしりとしたブルース感満載なんですが、歌を聴いているとソウルフルとも言えるんですよね。
それに、スローテンポであろうと、ファンキーとも言えますよね。
バックはブッカー・T&ザ・MG’sにメンフィス・ホーンズによるスタックスのサウンドですから、これまた間違いなくかっこいいです(といっても、当時はブッカー・T&ザ・MG’sは知らなかったのですが…)。
これは最高です。確かに名盤です。
◆iTunes StoreでBorn Under a Bad Sign – Albert Kingをチェックする。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.3.18)