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ブルース・フォー・エルヴィス/アルバート・キング〜全曲エルヴィス・プレスリーのカバーという異色アルバム

Albert King Blues for Elvis久々にブルースのレコードを、それもアルバート・キングを引っ張り出してきましたが…

ブルースに詳しい方には、アルバート・キングなら、他に聴くべきレコードがあるだろう!って言われそうですが、これまでこのブログに出てきたアルバムの次に買ったのが、こちらなんです。

Blues For Elvis

1970年の発表のようですが、購入したのは輸入盤で、1980年に再発されたもののようです(年度が書いてました)。

内容はタイトル通り、エルヴィスの曲をカバーしたアルバムなんですよね。

いつも書いていますが、地方ではブルース・アルバムは、選ぶ余地がほとんどなかったんですよね。
この当時聴きだして、次が聴きたくて探していたアルバート・キングのアルバムを見つけて、何はともあれ飛びついたといったところでしょうか。

エルヴィス・プレスリーの名前は、当時でも当然知っていましたしね。

といいつつ、正直プレスリーといっても、よく耳にする代表曲しか知らなかったのですが、ちょうど収録の全曲、聴いたことのある曲がカバーされていたので、すんなり聴くことが出来ました。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
なんたって、収録曲は、
A1.Hound Dog
A2.That’s All Right
A3.All Shook Up
A4.Jailhouse Rock
A5.Heartbreak Hotel
B1.Dont Be Cruel
B2.One Night
B3.Blue Sude Shoes
B4.Love Me Tender

と、とにかく名曲目白押しですね。

単純な企画物なのかどうか、このアルバム制作の経緯は分かりませんが、全体的にやっぱりアルバート・キングとしては音が軽めです。
それはそうですよね、プレスリーのロックンロールのカバーですから。

それでも相変わらず、ちょっとこもり気味のソウルフルなヴォーカルに、クリアだけど鋭く迫るギター、痺れるチョーキング、そして、ファンキーなバックの演奏と、まぎれもないアルバート・キングのブルース・アルバムに仕上がっています。

本人もちょっと楽しそうに演奏しているようにも聴こえてくるんですよね。

う~ん、けど、やっぱり物足りないかな~
なんたって、アルバムに対する期待が大きいですからねぇ。

※同内容のアルバムが、ジャケット違いで出てるのですね。

◆iTunes StoreでBlues For Elvis: King Does the King’s Things (Remastered) – Albert Kingをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.5.7)