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The Complete Recordings/ロバート・ジョンソン【CD】〜全29曲の41テイクが収録された貴重なCD(発売当時はコンプリートCDでした)

The Complete Recordings/ロバート・ジョンソンサブタイトル(カテゴリー)「アナログレコード回顧録」では、所有しているアナログレコードについてあれやこれやと書いていますが、今回は話の流れでアナログレコードではなくて、CDについてです。

ロバート・ジョンソンのコンプリートCDです。

The Complete Recordings」(コンプリート・レコーディングス

1990年発売ですが、この当時は、かなり熱心にブルースを聴いていたので、ロバート・ジョンソンのコンプリートCDが出ると聞いて飛びつきました。買ったのは国内盤です。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
このちょっと前に、それまでまったく謎だったロバート・ジョンソンの写真が2枚続けて公開されて大きな話題になっていましたね。

The King of Delta Blues Singers/ロバート・ジョンソン」の記事でも書きましたが、後に「Traveling Riverside Blues」の未発表テイクが発見され、「The King of Delta Blues Singers」のCD化の際に追加収録されたので、このCDはコンプリートでなくなってしまったようですが…

それでも、当時として存在が確認されていた、全29曲の41テイクが収録されている上、頁数で言うと124頁にもなる解説書がついていて、専門家でもない、ただのブルース好きには十分過ぎるくらいの内容で、ロバート・ジョンソンという伝説の人物にちょっとだけ近づけた気がします(ですから、解説書を読むためにも輸入盤ではダメだったんですよね)。

   
ちなみに、当時こんな本も出されていて、読んだりもしました。

ロバート・ジョンソン~伝説的ブルーズマンの生涯
ピーター・ギュラルニック著/三井 徹訳

ロバート・ジョンソン~伝説的ブルーズマンの生涯もとは1989年発行で、日本では1991年に発行されたものです。

内容的には頁数は少ないけど、様々なインタビューや調査を丁寧にまとめた、評伝としてとても分かりやすく読みやすい本で、ロバート・ジョンソン本人のことはもちろん、当時の様子やミュージシャンどうしの繋がりを知るのにも随分と役立ちました。

この本や先の解説書を読んでいてもそうなんですが、ロバート・ジョンソンを追いかけていると、覚えられないくらいに、関わったブルースマンの名前が次々と出てきて、これは大変です。

ミシシッピ・デルタ・ブルースの始祖、チャーリー・パットンやサン・ハウス。それに続く、マディにハウリン・ウルフ。ロバート・ジョンソン本人と特に関わりの深い、ロバート・ジュニア・ロックウッドやジョニー・シャインズ、等々。

奥が深い、深過ぎるブルースの世界ですね。
 
※今回、本ブログのロバート・ジョンソンの記事3本を書くにあたり、事実関係の確認の為に上記の「ロバート・ジョンソン~伝説的ブルーズマンの生涯」やCDの解説書を参考にさせてもらいました。


※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.7.1)