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The King of Delta Blues Singers,Vol.2/ロバート・ジョンソン〜今や定番となっているブルースの名曲の数々を収録

The King of Delta Blues Singers,Vol.2/ロバート・ジョンソン前回に続いて、ロバート・ジョンソンです。

当時リリースされていた2枚のうち、まず、探しまわってやっと見つけたのが、1枚目の「The King of Delta Blues Singers」でした。

ただ、片方しか手にしていないのは、何とも悔しいので(笑)、やはり探しました。そして、見つけました。

The King of Delta Blues Singers,Vol.2

1970年、Columbiaからリリースされたアルバムで、手にしたのは輸入盤の中古です。

前回の1枚目と併せて、これが当時聴く事の出来たロバート・ジョンソンの全曲でした。

これらの世に残ったレコーディング曲はどれもブルースの名曲で、後に様々なミュージシャンによってカバーされている曲ばかりですね。

この“Vol.2”では「I Believe I’ll Dust My Broom」や「Sweet Home Chicago」等を聴く事が出来ます。
「Love In Vain」なんか、なんて言うか、美しいです(結局、どの曲も有名なんですけどね)。

ただ、「They’re Red Hot」や「From Four Till Late」なんかを聴くと、ブルースに限らず幅広い音楽性も感じられます。あちこちで演奏して回るのに、様々な音楽を身につけていたようですね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
今でこそ顔写真がありますが、アルバムを手に入れた当時はまだ写真もなかったので、ジャケットのイラストとレコードから流れてくるこれらのブルースを聴きながら、ぼんやりと本人を頭の中でイメージするしかないという、まさに“伝説”、という状態でした。

中途半端な解説はボロがでるので、そこら辺は書籍等もいっぱい出ているので、そちらを参照してもらう事にして、基本情報を個人的な記録として書き留めておきます。

1911年、ミシシッピ州ヘイズルハースト生まれ。
1936年11月、テキサス州サンアントニオで初めてのレコーディング・セッションに行い、3日間で16曲をレコーディング。
1937年6月、2度目のレコーディングのためにダラスに行き、13曲をレコーディング。
彼が生涯に残したレコーディングは、この29曲(42テイク)のみ。
1938年8月、27歳で死去。

演奏先の雇い主の女房に手を出し、ウィスキーに毒を盛られたというのが一般的に言われていますが、はっきりはしていないようですね。

本を読んだりでしかうかがうことが出来ないのですが、当時はかなり人気のあったプロのミュージシャンだったんですよね。ライブ・アルバムがある訳ではないので、思いを馳せるのみです。

正真正銘、伝説のブルースマンですね。


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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.6.27)


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