【なでしこジャパン】サッカー国際親善試合 日本女子代表対ガーナ女子代表 テレビ観戦記(2018.4.1)

2019年の女子ワールドカップの出場権も懸かった大事なAFC女子アジアカップ2018(ヨルダン)直前、最後の強化試合となるガーナ戦です。

サッカー国際親善試合 日本女子代表なでしこジャパン対ガーナ女子代表

キックオフ:2018年4月1日(日) 13:30
試合会場:トランスコスモススタジアム長崎

先発メンバー

国際連盟(FIFA)ランキングは日本が11位、ガーナが46位。ランキングは目安とはいえ、女子サッカーはメディアに取り上げられることも少なく、全体的な勢力図がつかみにくいので、ランキングは参考になるのと思うのですが、となると、この試合は内容を伴った結果が欲しいですね。

GK 池田咲紀子
DF 有吉佐織/市瀬菜々/高木ひかり/鮫島彩
MF 阪口夢穂/隅田凜
MF 中島依美/増矢理花
FW 岩渕真奈/田中美南

先発にはなりませんでしたが、注目は2年ぶりの代表復帰となった川澄ですね。ここ数試合のチーム力の物足りなさから、高倉麻子監督がたまらず呼び戻した感じですが、その経験と実力にはやっぱり期待してしまいますね。

この親善試合には、メンバーの熊谷、宇津木、横山はまだ合流してなく、長谷川も参加していません。

試合観戦記

序盤からなでしこジャパンが優勢に試合を進めます。

前半14分には、増矢からのパスに田中が抜け出し、ダイレクトで冷静にシュートを放ち、これがゴールネットを揺らしてなでしこ先制です。

その後、なでしこが畳み掛けるかと思ったのですが、前半24分に自陣に放りこまれたロングボールのクリアを中島が浮かせたところにヘディングで合わせられ、これは一旦クロスバーに弾かれるものの、このボールに詰められて、同点に追いつかれます。ちょっと浮き玉に足が止まってしまってましたね。

しかし前半29分、なでしこはCKの流れから、田中が放ったシュートがGKに弾かれたところを岩渕が押し込んで、なでしこが再びリードを奪います

さらに前半終了間際の43分、右サイドでロングボールを受けた中島のダイレクトの折り返しに、中央に走り込んだ増矢が綺麗に合わせてゴールを上げて、前半は3—1で折り返します。

先日のアルガルベカップでは、欧米の強豪国相手にはかなり苦戦を強いられて、不安を残す結果に終わってましたが、現在の立ち位置として、今回のガーナのクラスであると、もちろん、一瞬のスピードや高さ、パワーにやられるシーンはたくさんありますが、十分に技術と組織力で主導権を握れますね。

後半開始からのメンバー交代はありません。

後半始まってすぐの後半3分、隅田からのパスを受けた右サイドの中島が放ったシュートは、低く絶妙なコースでゴールネットを揺らし、なでしこ追加点です。

後半14分に選手交代です。
田中→FW菅澤優衣香/中島→FW川澄奈穂美/有吉→SB清水梨紗

川澄が入って、よりピッチでチーム全体が躍動しているような、楽しんでいるような空気が流れ出してました。

後半23分、隅田→MF猶本光/池田→GK山下杏也加

後半29分、ショートコーナーから川澄のクロスに、ファーの阪口のヘディングはGKに防がれるものの、こぼれ球を高木が押し込んで、なでしこ5—1とリードを広げます。

後半32分、増矢→MF中里優
この辺りになると、ガーナも疲れからか、諦めからか、やや集中力が切れてしまったようで、一方的な試合展開になってしまいましたね。

後半34分には、右サイドの清水からのグラウンダーのパスを受けた菅澤がボールキープ後に放ったシュートは相手DFに当たるもそのままゴールネットを揺らしゴール。さらに後半38分には、川澄の正確なクロスにゴール前にここぞとばかりに走り込んでいた鮫島が直接合わせて、なでしこは7—1とリードをさらに広げます。

結局、試合は7—1で終了。なでしこが大差で勝利を収めました。

おわりに

親善試合で格下の対戦相手ではありましたが、しっかり大量得点を奪って勝利を収めました。

各選手がいいプレーをしましたが、この試合では、阪口がしっかりゲームを作ってましたし、途中出場で久しぶりの代表のピッチに立った川澄は、チームを活気付かせる存在感に正確なキックと、やはりベテランは大きな力になりそうですね。

もちろん、選手たちはまだまだ細かなミスは目につきましたが、いい雰囲気で本番に臨めそうですね。

ワールドカップの出場権の懸かったAFC女子アジアカップ2018(ヨルダン)は、まずは4月7日(土)に初戦のベトナム戦です。

※参考:サッカー日本代表 – 日本女子vs.ガーナ女子 -テキスト速報 – スポーツナビ