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哀しみのプリズナー/リンダ・ロンシュタット〜アメリカを代表する歌姫の魅力ある歌声に溢れる好盤

哀しみのプリズナー/リンダ・ロンシュタット

前回、前々回の投稿が、イーグルス、ジャクソン・ブラウンときたので、ウエストコースト方面の流れでと言う訳ではないのですが、このブログでは初めてのリンダ・ロンシュタットです。

もちろん名前はよく知っていましたが、作品が多くて、それぞれの内容もあまり知らなかったんですよね。

実際のところ、購入に当たっては、特定のアルバムを狙ってというよりは、レコード店で目にしたアルバムで気になった物を手にしたというのが正直な所です。

哀しみのプリズナー」(Prisoner in Disguise

1975年発表で、やっぱりアサイラムからですね。
本当は、この前の1974年のアルバム「悪いあなた(Heart Like A Wheel)」がまずはの大ヒットアルバムのようですが、そちらは持ってません。アルバム多すぎです。
この歌姫、というより姉御(?)もほんとにキャリアが長いですよね。

で、このアルバムですが、カントリーやフォーク調をベースにしつつ、ロック色を織り交ぜてといった音作りは、この時代の傾向なんでしょうね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
そもそもリンダ・ロンシュタットは、様々なンガーソングライターの作品なんかを取り上げているので、そうなると、楽曲提供者と参加ミュージシャンも気になる所です。
ということで、何曲か紹介します。

アルバム最初の曲「バラのいたずら」はニール・ヤングの曲でカントリー・タッチのポップな曲で、この曲がヒットしたのかな?

A面3曲目の「ロール・アム・イージー」はローウェル・ジョージの曲で本人のスライドで参加しています。
A面5曲目のアルバム・タイトル曲「哀しみのプリズナー」と、アルバム最後の「シルヴァー・ブルー」は、J.D.サウザーの曲で本人もデュエットしていて、どちらも何とも感情たっぷりに歌い上げていますね。

B面1曲目のマーサ&ザ・ヴァンデラスのヒット曲「ヒート・ウェイヴ」なんかも軽やかに歌ってしまうあたりが魅力的で素敵です。
B面4曲目のやさしい曲「アイム・フォーリング・ダウン」では、コーラスにマリア・マルダーの名前もあります。

B面5曲目のドリー・パートンの「アイ・ウィル・オールウェイズ・ラヴ・ユー」はあれですよ、ホイットニー・ヒューストンのカバーで有名ですね。
ただ、こんなにもシンプルにストレートに素敵な曲になっていて、断然こちらがいいです。
実はこのアルバムは今回久しぶりに聴いたんですが、この曲は気がついてませんでした(汗)

それにしても、ハリがあって力強くて、よく通る澄んだ歌声はキラキラと輝いていて、しっとりとしたものから軽快なものまで、本当に聴かせてくれます。

こういっては失礼ですが、キュートで小悪魔的な雰囲気が、これぞアメリカの国民的な“歌手”というイメージです。

う~ん、やっぱり、リンダ・ロンシュタットは素敵です。

 
◆iTunes StoreでPrisoner in Disguise – リンダ・ロンシュタットをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.12.9)

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