サッカー国際親善試合 ベラルーシ代表対日本代表 テレビ観戦記(2013.10.15)

国際親善試合欧州遠征の2試合目、対ベラルーシ戦です。

サッカー国際親善試合 ベラルーシ代表対日本代表

キックオフ:2013年10月15日(火)21:15
試合会場:ベラルーシ トルぺド・ジョジノスタジアム

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

先日は、セルビア相手に0—2の完敗でした。
セルビアが良いチームだというのを差し引いても、攻め手に欠いてカウンターでやられるという、いいとこなしの試合でしたよね。
(それに、セルビアは良いチームとはいえ、W杯の予選を敗退していますからね)

まあ、ザッケローニ監督はそれなりに内容には満足していたようですが、一般のサポーターにしてみれば、やっぱり目に見える結果が伴ってほしいです。

最新のFIFAランキングでは日本の42位に対し、今回のベラルーシは80位ということで(ベラルーシもブラジルW杯欧州予選敗退してます)、普通に考えれば、アウェーとはいえしっかりとした形を作って得点を奪い、しっかりと失点0に押さえる、そんな結果を求めてもいいと思うのですが、はてさて悪循環に陥っていそうな日本代表はどうなりますか。

メンバーについては、せっかくヨーロッパまで連れてきた選手たちですから、色々と試してもらいたいですし、ファンとしても見てみたいですよね。
個人的には、齋藤学、山口螢、森重真人なんか特にです。
柿谷はそろそろ結果を出さないと,優先して試されるのもそうそう続かないと思うのですが…
(FWは最後の最後に大久保とか、佐藤寿人とかになったりして…)

前の試合ではザッケローニ監督こだわりの3—4—3を試しませんでしたが、もし試すのなら最後ほうの試合展開が込み入った状況ではなくて、最初から見てみたいですね。

(以上は試合開始前に執筆しました)

試合観戦記《前半》

先発メンバーはというと、

GK:1 川島永嗣
DF:2 内田篤人/22 吉田麻也/15 今野泰幸/5 長友佑都
MF:17 長谷部誠(cap)/7 遠藤保仁
MF:9 岡崎慎司/4 本田圭佑/10 香川真司
FW:11 柿谷曜一朗

なんと、ザッケローニ監督、セルビア戦であれほど手詰まり状態に陥っていたのにスタメンの変更はありません。

よほどこのメンバーに信頼をよせているようですが、何だか控え選手のモチベーションが勝手に心配になってきます。

さて、試合開始です。

立ち上がりから、ベラルーシのプレスが早いですね。出足も速くて、これは侮れませんね、ベラルーシ。
そのせいで、序盤はなかなかボールを前に運べない展開が続いてました。

時間とともに日本がボールを保持して前線に運べるようになってきたのですが、やっぱり決め手に欠いてましたね。
相変わらず、香川はミスが多く、ワントップの柿谷にもボールが入らない。
そんな中、内田の攻め上がりが積極的で目につきました。

ただ、当然攻め上がると、セルビア戦同様カウンターを受けるわけですが、ベラルーシのカウンターが上手くて早くて、危ないシーンもあり、それを止めるための日本のファールやイエローが目立ちましたね。
う〜ん、ちょっと不安になるカウンターへの対応です。

といっていたら、前半終了間際に見事なミドルを決められて、またしても先制を許してしまいました(前半44分)。
ただ、よく見ると、クロスに、落としに、シュートにと、全部フリーにし過ぎでしたね。プレスが甘いのかな〜

前半はこのまま0—1で終了

前半を見る限り、前のセルビア戦と何ら変わらず、攻め手に欠いて、ただボールを回しているうちにカウンターを受け、そのうちに先制されるという悪いパターンでした。

そうそう、前半の早い時間に柿谷がGKと1対1になったシーンがありましたが、決めきれませんでした。
少ないチャンスをものにするベラルーシと対照的でしたね。

後半に向けて立て直せるのか、また、メンバー交代はあるのか。

試合観戦記《後半》

あ〜、後半はメンバー交代はなしか〜、と思ったら後半6分に選手交代です。

柿谷→6 森重真人。これは3—4—3ですね。

それにしも、柿谷は全くいいとこなしでしたね。
いつまでも周囲との連携が良くなるのを待ってもいられませんから、厳しいです。

ワントップに本田が入りましたが、はてさてこれまでも上手く機能していなかった3—4—3が、はたしてここで機能するでしょうか。
というか、こうなったら、3バックで結果を出して、周りを納得させてもらいたいくらいです。

長友→3 酒井高徳(後半16分)
長友は途中で傷んでいたので、ちょっと心配です。

長谷部→6 山口螢(後半24分)

う〜ん、たまにチャンスはあるものの、またもや盛り上がりがなく、ただただ時間が過ぎていく感じ。

内田→18 ハーフナー・マイク(後半40分)

ここで4バックに戻しました。やはり3—4—3は機能しませんでしたね。残念。

そして、相変わらずハーフナーを入れてもターゲットにしないんですよね。
ザッケローニ監督が中に入れろというようなゼスチャーをしているのに、いつまでも横にボールを回しているだけで、やっぱり時間が過ぎていく…

結局、このまま試合は0—1で終了

もう,何だか本当に出口の見えない悪循環に陥ってますね。

システム云々や対戦相手以前に、自分たちのミスが多すぎのようにも見えます。
実は本田のできもいまいちだったりで、プレッシャーが特に厳しいのもありますが、ボールをよく失っていました。

ただ、交代選手の中で、山口が良かったのではないでしょうか。
何だか周りがよく見えいてる感じで、今後も期待が持てるできでしたよね。
そういえば、斉藤を見たかったですね。

それにしても、ベラルーシはきちんとボールも回しますし、後半もよく走ってましたね。
何だか、ベラルーシのほうが格上といった感じの試合運びだったかも…

日本代表はこの欧州遠征を連敗で終え、しかも無得点。
これまでは、守備の立て直しが課題になってはいたものの、何とか得点はできていたんですけどね〜

日本代表は、来月11月16には、強豪オランダとの親善試合が控えてます。
現状を見ていると、どうみても状況が良くなるとは思えないので、オランダ戦の結果によっては、メンバー入れ替えや監督交代といったてこ入れの声が本格的に上がってくるかもしれませんね。

何だか、こうやって観戦記を書いているのも虚しくなってくる欧州遠征の2試合でした。
日本代表、頑張って〜!!!