サッカー国際親善試合 日本代表対ニュージーランド代表 テレビ観戦記(2014.3.5)

久しぶりの、サッカー日本代表の試合ですね。対ニュージーランド代表戦です。
昨年の11月20日のベルギーとの試合以来、そしてW杯イヤーの初戦となります。

キリンチャレンジカップ2014
サッカー国際親善試合 日本代表対ニュージーランド代表

キックオフ:2014年3月5日(水)19:40
試合会場:国立競技場

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

久しぶりの代表戦ということもあって、ザッケローニ監督にとっては、代表のやり方の確認といった位置づけの試合のようですね。

メンバー的には特に大きな変更はないのですが、残念で心配なのが、長谷部と内田の怪我ですね。
2人とも現代表の常連メンバーですからね。

長谷部は何と言ってもそのキャプテンシーも含めて、代表への影響が気になります。
ポジション的には、最近売り出し中の山口蛍や、ドイツで安定したプレーを見せている細貝がアピールの機会をうかがっているでしょうね。

内田も最近の安定したプレーぶりは、なかなか替えが利かないようにも見えるのですが、酒井(宏)なんかがどこまで成長しているのか、注目したいですね。

そして、今回のメンバーの中で気になる選手と言えば、何と言っても香川でしょうかね。
マンチェスターUでほとんど出場機会がない状態に陥ってしまっているので、やはりコンディションが気になるところです。
ビッククラブ、ACミランへの移籍がかなった本田も、残念ながら今のところ結果が出ているとは言えず、こちらも気になるところですね。

FWに関しては、ここずっとワントップ候補の主役となっている柿谷は、今回は発熱のために離脱ということで、こちらも残念ですが、無理をせずしっかり直してもらいたいですね。
となると、注目は大迫でしょうか。

大迫は、2部とはいえドイツの1860ミュンヘンに移籍してから、結果を残しているようなので期待したいところです。
柿谷に変わって代表に選ばれた豊田は、代表生き残りのチャンスを生かせるか、といったところでしょうか。

ということで、W杯イヤーの初戦、どういった試合を見せてくれるのか、楽しみです・
ちなみに、現在の国立競技場での代表戦は、これが最後になるんですね。

(以上は試合開始前に執筆しました)

試合観戦記《前半》

さて、先発メンバーです。

GK:1 川島永嗣
DF:21 酒井宏樹/22 吉田麻也/6 森重真人/5 長友佑都(cap)
MF:14 青山敏弘/16 山口螢
MF:9 岡崎慎司/4 本田圭佑/10 香川真司
FW:18 大迫勇也

遠藤が先発から外れてますが、そういえば、昨年最後のオランダ、ベルギー代表との戦い方がそうでしたね。
ボランチの山口がフィットしたことによって、遠藤を後半から入れて違いを生み出すという選手起用でしたね。

DFは今野が発熱したという情報がありましたが、先発には森重が入りましたね。
森重も選手層の薄いCBで期待したい選手です。

さて、試合開始です。

開始早々の前半4分、岡崎がDFと競り合いながらも倒れ込みながらのゴールであっさり先制!
裏への抜け出しといい、倒れながらもボールを蹴る執念といい、岡崎らしいですね。
香川からのボールもいいタイミングでした。

続いて前半7分、ゴール前で香川の見事な仕掛けが相手のファールを誘ってPK奪取!
そして、珍しく香川が自らPKを蹴ってゴーール!(2—0)

香川が元気で何よりですね。コンディションが心配されてましたが、調子云々より、積極的にという意気込みが感じられます。
よく見たら、ファールではなかったかもしれませんが(汗)、ゴールはいいきっかけになりそうですね。

前半11分には、本田のFKから森重のヘディングゴール!(3—0)
森重は代表初ゴールということで、高さもしっかりアピールしてます。

さらに前半17分には本田のヒールパスから、岡崎が2点目のゴール!(4—0)
岡崎のシュートは甘かったですが、まあ、岡崎はよく走ってます。それに本田がよく見てました。

前半ここまで、4得点というやや一方的な試合展開になりましたが、ちょっとニュージーランドが、あまりにプレスが甘く、ミスも多かったですね。
ニュージーランドが試合に入り込む前に、日本が得点を重ねちゃった感じでしょうか。

ただ、前半の終わり頃には、ニュージーランドがボールを支配する場面が増え、ロングボールも通されるようになってきたところで、前半39分に失点
う〜ん、いけませんね。

大量リードで気が緩んだわけではないのでしょうが、全体に寄せが甘くなってましたよね。
特に酒井(広)の右サイドが甘くて突かれていたので、気になりました。

そして、このまま前半は4—1で終了

ボランチの山口と青山は、それほど目立たなかったですが、それはうまくボールをさばいていたということでしょうかね。
周りがよく見えているようで、攻守に試合を落ち着かせていたのではないでしょうか。

得点を重ねた攻撃陣の中で、大迫にはボールが収まらず、あまり目立たなかったのが気になりました。

試合観戦記《後半》

後半のメンバーチェンジは、
山口、青山→7 遠藤保仁、13 細貝萌
酒井(広)→2 酒井高徳
岡崎→8 清武弘嗣

ニュージーランドが後半開始から攻守に積極的にきてくれたおかげで、試合がしまってきました。
ただ、日本はサイドを崩されることが多くなってきて、ちょっと雲行きが怪しい後半の始まりでしたね。

ここで珍しいシーンがありました。それは主審の交代!
どうやら主審が足を痛めたようで、後半10分に第4の審判が主審になりました。初めて見ました。

で、試合のほうですが、後半に入って急に日本のミスが目立ち始めて、息が合わないシーンが増え出したんですよね。
メンバーは特別新しい選手が加わったわけでもないので、こういうのって、何が原因なんでしょうか。
サッカーの試合中のリズムって難しいのでしょうね。

香川も本田も前半と違ってボールが収まらず、どうにもペースをつかめないようです。
変わって入った清武にいたっては、惜しいシュートはありましたが、全然元気がなかったですね。
遠藤も、あまり目に付くプレーが見られません。

香川→齋藤学(後半34)
斉藤は何かアクセントをつけてくれそうで、いつも楽しみです。

後半はずっとニュージーランドの方が明らかに集中力が高くて、ボールの反応もよいな〜、って見ていたら、後半35分、やっぱりといった感じで失点してしまいました(4—2)。
どうもDFラインも安定してませんね。見ていて何だかバタバタしてます。

大迫→11 豊田陽平(後半36分)
大迫は後半になっても存在感を示すことができず、柿谷不在のチャンスをものにはできなかったですね。

結局、終盤までニュージーランドに攻められたのですが、どうもサイドを崩されることが多くて、個人的にはSBは2人の酒井より、正直言って駒野がいいと思ってます(もちろん、内田が基本ですが)。
そもそもDFラインが安定してないんでしょうかね。今野だったらどうだったかな〜、なんてことも思ってしまいました。

ところで斉藤学は面白い!どんどん突っかけてもらいたいですね。

ということで、終わってみれば4—2で、余裕の前半は何だったのか、という感じで、後半はニュージーランドの試合でした。

まあ、前半の結果で練習試合のつもりになった訳ではないでしょうが、後半は何だかバタバタしていてボールが回らず、W杯イヤーのこの段階でこんな試合とは、とても安心できる内容ではなかったですね、というか、不安しか残りませんでした。

大丈夫か!?日本代表!