サッカー国際親善試合 セルビア代表対日本代表 テレビ観戦記(2013.10.12)

コンフェデレーションズカップとウルグアイとの試合で、すっかり形を崩して守備に対する問題点、脆さを露呈してしまった日本代表ですが、先月のホームでのグアテマラ、ガーナとの親善試合で、相手のコンディション不良などがあったもののひとまずしっかり勝ちを収めました。

そして今回の欧州遠征では、さらに手強い相手とアウェーでの試合ということになるのですが、守備面での課題も含めて、攻守に連動したいい形が作れるのかが気になるところです。

サッカー国際親善試合 セルビア代表対日本代表

キックオフ:2013年10月12日(土)00:30
試合会場:セルビア カラジョルジェ・スタジアム

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

アウェーで、しかも実力のあるセルビアとの対戦というのは、現状の位置を計るのにいい対戦相手のような気がします。

やっぱり注目はまだまだ不安が残る守備ですよね。
最終ラインだけではなく、全体の守備の意識と動きがどうなっているか、注意して見てみたいです。

国内組でここ数試合代表に選ばれ続けている、森重や山口、齋藤なんかも、今後代表に残れるのかアピールのしどころですね。

攻撃陣については、前線のメンバーには大きな代わりはないので、特別な変化はないでしょうが、ある一定のパフォーマンスを見せてくれることは期待できそうですよね。

ワントップは恐らく柿谷になるでしょうが、抜群の技術とセンスがあるのは分かっているので、そろそろ結果が欲しいところです。
それも、試合を決定づけるFWらしい働きですよね。

対するセルビアですが、既にW杯予選での敗退が決まっているのですが、ホームでの試合なのでモチベーションが低くなるということはないでしょう。

あまり詳しくないのですが、欧州のビッククラブで活躍する選手も揃っているようですね(チェルシーのイバノビッチやマンチェスター・シティのコラロフといったところ)。
身長も高くて、フィジカルも強そうです。

この試合はインテルにいたスタンコビッチの引退試合を兼ねているようなので、緩い雰囲気が漂わなければいいのですが。

そうそう、ザッケローニ監督はお得意の3—4—3の3バックも随分練習で調整していたようなので、ひょっとしたら最初から使ってくるかもしれませんね。

(以上は試合開始前に執筆しました)

試合観戦後の感想《前半》

(以下は試合後に追記しました)

先発メンバーはというと、

GK:1 川島永嗣
DF:2 内田篤人/22 吉田麻也/15 今野泰幸/5 長友佑都
MF:17 長谷部誠(cap)/7 遠藤保仁
MF:9 岡崎慎司/4 本田圭佑/10 香川真司
FW:11 柿谷曜一朗

う〜ん、ザッケローニ監督は一番安定の布陣で来ましたね。
これまでもそうですが、やっぱり固いですね。

試合が始まってすぐに思いました。セルビアはいいチームでレベルが高い!って。
ホームだし、引退試合だし!って感じで気合い入ってるように見えました、

その引退試合となったスタンコビッチは、前半12分でピッチを後にしましたね。
その際にちょっとしたセレモニーがあって試合が中断しましたが、ちょっと日本代表はやりにくそうでした。

ただ、それを差し引いても、前半はどうもトラップやパスのミスが多く、動きも悪くてパスの出しどころがなく、これは相手云々の話ではないですね。

それもあってか、ボールが日本に落ち着きません。
それに何だかよくこけますね、今日の日本代表は。

結局、それぞれに攻め手を欠いて、前半は0—0で終了。

それにしても、スタジアムが静かでしたね。
歓声もなければ、ブーイングもなくて、これがセルビア流?
これはこれでちょっと変わった雰囲気でした。

試合観戦後の感想《後半》

後半はメンバー交代はなし。

後半も同じような展開で時間が経っていったのですが、先に点を取ったのはセルビアでした(0—1)。
単純にゴールに向かう姿勢が日本より強くて、その気持ちが生んだゴールといった感じでしょうか。

日本代表は相変わらずボールを回してばかりで、なかなかシュートを打たないんですよね〜

長谷部→13 細貝萌(後半22分)
柿谷→8 清武弘嗣(後半23分)

柿谷の交代で、岡崎はトップに入りました。
柿谷は、残念ながら今回は全く良いとこなかったですね(まあ、柿谷だけが悪いわけではないのですが)。

それにしても、ザッケローニ監督がメンバー交代をしませんね。

この試合は当初の懸念事項の守備ではなくて、攻撃の積極性のなさがが課題になりそうな展開です。
で、試合はそのまま終盤に。

香川→14 乾貴士(後半41分)
香川もミスが多かったですよね。これもマンUで試合に出られてない影響なんでしょうか。

岡崎→18 ハーフナー・マイク(後半44分)
岡崎もいつもの動きができてないように見えましたね。

香川も岡崎もコンディションの問題なのでしょうか、全然動きが悪くて、もっと早く交代しても良かったですね。
乾とハーフナー・マイクをもうちょっと見たかったですし、何だか乾は気合いが入っていた感じでした。

何とか同点に追いついてもらいたいと見ていて、実際終盤はボールを保持して攻めていたのですが(って、最後の攻め手は欠いてましたが…)、終了間際にカウンターから失点して(0—2)、万事休す。
ガックシ。。。

このまま試合終了で、完敗です。

終わってみればほとんどサッカーをさせてもらえなかったですね。
ゴール前で、「お〜!」とか「あ〜!」とか「惜しい〜!」とかっていう雄叫びが、今回はほとんどありませんでしたから…。

う〜ん、確かに対戦相手のセルビアはいいチームだったとはいえ、W杯予選は敗退してるんですよね。

単純に考えると、さらに強いチームがヨーロッパ代表でW杯に出場するということ。それを忘れてはいけませんね。
これが今の日本代表の位置です。

今回の欧州遠征はあと、10/15(火)に対ベラルーシ代表戦が控えています。

急に強くなるとはもちろん思ってませんが、せめて代表には次に繋がる可能性を見せてもらいたいです。