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フォー・エヴリマン/ジャクソン・ブラウン〜よりバンドとしてのアプローチが目立ちだした2枚目。名曲「テイク・イット・イージー」のセルフ・カヴァーを収録

フォー・エヴリマン/ジャクソン・ブラウンアメリカを代表するシンガーソングライターとして、大きな影響力を持つ、ジャクソン・ブラウン
ウェストコースト・ロックとして語られる事も多いですね。で、今回のアルバムはこちら。

フォー・エヴリマン
For Everyman

1973年発表のセカンド・アルバムですね。
中古の輸入盤を手にしたのですが、う~ん、輸入盤なので、この人の場合、歌詞が分からないのは残念ですね。

ファースト・アルバムに比べると、シンガーソングライターとはいえ、サウンド的にはバンドとしてのアプローチが目立ちます。

収録曲では、グレン・フライとの共作で、イーグルスのデビュー・アルバム1曲目に収められた、お馴染みの「テイク・イット・イージー(Take It Easy)」がセルフカヴァーという形で、こちらでもアルバム1曲目に収められてますね。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
A面5曲目の「青春の日々(These Days)」は味わい深いですね~
この曲もセルフカヴァーで、グレッグ・オールマンによるアレンジにインスパイアされているとの事ですが、すいません、そちらのバージョンは分かりません。

B面1曲目の「レッド・ネック・フレンド(Red Neck Friend)」は、アルバム中唯一とも言えるロックンロール調のノリのいい曲ですね。
この曲で聴かれる軽快なピアノは、ロッカデイ・ジョニーという偽名で参加している、エルトン・ジョンだそうですよ。

デヴィッド・リンドレーが参加しているのですが、これがジャクソン・ブラウンと共演した初のアルバムで、この後盟友となるんですね。
スライドを含めて、全編に渡って聴く事ができるデヴィッド・リンドレーのギターはいいですね。

デヴィッド・クロスビーがコーラスで参加している、アルバム最後のタイトルにもなっている「フォー・エヴリマン(For Everyman)」も、らしいと言いますか、ミディアムテンポの染みてくる素晴らしい曲です。

正直に言いますと、アコースティック感と、フォーク・ロック的な要素が強い初期のサウンドは、聴いた当時は、退屈な音楽と感じていたかもしれません。
あと、イメージ的にちょっと難しそうな印象もありましたしね。

ただ、今は、派手さはなくても、切々と歌い上げるスタイルと、その素朴で瑞々しいアコースティックなサウンドの一曲一曲が、実に染みてくるんですよね~
年のせいなのか、よく聴いてます(笑)

 

◆iTunes StoreでFor Everyman – ジャクソン・ブラウンをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.5)


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