「なまら」という方言は品がないの?

なまら」という言葉は、北海道の方言として、比較的日本全国に知られている言葉ですよね。

「すごく」や「とても」 という意味で使われるこの「なまら」という方言について、北海道新聞朝刊(2013年4月4日付け)にこんな記事が載ってました。
(引用はどうしんウェブ「「なまら」品がない? 道観光情報誌の名称めぐり議論 道議会特別委」より)

なまらは下品? 3日の道議会の食と観光対策特別委員会で、北海道観光振興機構の観光情報誌「NAMARA(なまら)」の名称をめぐり、「北海道のイメージを傷つける言葉だ」などと議論になる場面があった。

ということで、すいません、勉強不足でこの「NAMARA(なまら)」という観光情報誌を知らないのですが、年4回発行で、年間約4万部が配布され、印刷代など道が一部を負担してるんですね。
で、こういう議論が出てきたわけですね。

記事は、次のように続いてます。

民主党・道民連合の高橋亨氏(函館市)が「なまらは主に若者が使い、不良のようで品がないと嫌う人もいる」と指摘。道経済部観光局は「全国的になじみがあり、北海道のイメージを想起させる」としながらも、情報誌発刊が5年目の節目に当たることから「名称などを含め(変更すべきかどうか)検討したい」と答えた。

人によっては品がないと感じる人もいる、ということですが、あまりにも身近な言葉過ぎて、そういうことを考えたこともなかった、というのが正直なところです。

ただ、自分のことで考えてみると、私,小梅太郎は長い間地元小樽を離れていたのですが、子供の頃は頻繁に使っていたこの「なまら」という方言も、北海道・小樽を離れている間に使わなくなり、小樽に戻ってきて数年経つ現在もほとんど使うことがなくなってますね。

それに、私の周囲にあまり使う人がいない、というのもあります。
(年をとってくるとあまり使わない?)

この「なまら」に対する“品”についての感じ方は、年代や地域によってもちょっとずつ違うかもしれないですね。

個人的には全然問題ないんですが、さて、情報誌の名称はどうなりますか。

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