コンフェデ杯の2試合目、対イタリア戦。
前のブラジル戦で0−3と完敗した日本は、この試合の結果次第ではグループリーグ敗退が決まります。
「コンフェデレーションズカップ2013 イタリア 対 日本」
キックオフ：2013年6月20日（木）7:00（日本時間）
試合会場：レシフェ（ブラジル）
（途中までは、試合開始前に執筆しました）
前のブラジル戦では、あまりの消極的な試合で、なす術もなく、得るものもなく、あえなく敗退してしまったわけですが、この試合では、メンバーも常々口にしている、勇気、チャレンジ、気合い、積極性といった、若干聞き飽きてはいますが、気概を見せてもらいたいものです。
もちろん、相手はあのイタリアですから簡単に勝てる相手ではなく、というか、今の日本代表では勝てる気はあまりしないというのが正直な所ですが、来年のW杯本番に向けて、このコンフェデ杯ではせめて、現在持っているものを目一杯ぶつけるような試合をしてもらいたいものですね。
先発メンバーは、
GK:1 川島永嗣
DF:6 内田篤人／22 吉田麻也／15 今野泰幸／5 長友佑都
MF:17 長谷部誠(cap)／7 遠藤保仁
MF:9 岡崎慎司／4 本田圭佑／10 香川真司
FW:18 前田遼一
ということで、ザッケローニ監督は相変わらず固いメンバーできましたね。
メンバー選択の余地が他にないのかというのは、毎度のことながら気になりますが…
そして個人的に最近の試合を見て気になっているのが、GK川島が今ひとつ安定していないのと、DF吉田のスピード不足。
何てったって、バロテッリは驚異ですからね。
（以上は試合開始前に執筆しました）
試合開始から、日本が言葉通りの積極性を見せてくれて、なかなかいい感じの試合の入りです。
香川をはじめ、気合いが入っているのが見ていて明らかですね。
普段あまり見られない、ミドルシュートも積極的に打ってます。
その積極的な姿勢が生んだのか、バックパスをゴール前まで懸命に追いかけた岡崎がPK奪取！
そして、そのPKを本田がゴ〜〜〜ル！
さい先よく日本先制です（前半21分）。
今回は真ん中ではなかったですね。ブッフォン動きませんでしたから。
その後も日本は積極的で、不思議なものでプレスも早いとセカンドボールも日本のものになるんですね。
イタリアはなんと前半30分に早くもメンバー交代しました。
そして前半33分、コーナーからのルーズボールに抜け出した香川が素晴らしいボレーシュートでゴ〜〜〜ル！
スタンドの歓声がもの凄い事になってますが、なんて言ってるんだろう。
前半はこのまま終わりたかったところですが、前半41分にピルロの素早いコーナーからデ・ロッシにヘッドで決められ失点。
またもセットプレーからの失点でしたが、一瞬、日本に隙ができた感じで、もったいないです。
さらに前半終了間際にポストに直撃のシュートも受けましたが、前半は2−1とリードして終了。
試合開始から飛ばしたていたので、前半終了間際はちょっと足が止まってきていて、後半に向けて心配ですね。
後半に入るとイタリアが落ち着いてボールを保持し始めましたでしょうか。
と言っていたら、後半5分にゴールライン際でボールをキープされて、折り返しに結果的には内田のオウンゴールで同点にされてしまいましたが、これはしょうがないですね。
どちらかというと、その前のゴールライン際の吉田の対応がもったいなかったです。
さらに後半7分、ペナルティエリア内の長谷部のハンドでPKを与えて、バロテッリが決めてなんと逆転されてしまいました（泣）
後半立ち上がりに連続の失点か〜。相変わらず立ち上がりがダメですね。
これで完全にイタリアのペースになってしまうのでしょうが、諦めずに、前半同様積極的に行ってもらいたいですね。
って、やはり前半のようには、さすがに動けてないですね。
また日本の横パスが増えてきたのは、全体の動きが少ないという事なんでしょうね。
時間は刻々と過ぎていき、イタリアのペースかと思いきや、後半24分、遠藤のFKから岡崎の同点ヘッド〜〜〜！
相変わらず、岡崎の決定力は素晴らしいですね。
内田→21 酒井宏樹（後半28分）
後半30分を過ぎると、さすがに両チーム足が止まってきてますが、ここでギアをあげられるかが勝負の分かれ目と言った様相です。
前田→11 ハーフナー・マイク（後半34分）
イタリアのほうが目に見えて足が止まってきて、明らかに日本のチャンスで、実際、ポストにクロスバーにと惜しいシーンが続きます。
ところが後半41分、やはり日本が集中力を欠いたのか、スルーパスからの折り返しにジョビンコが決めてイタリアが再度逆転に成功。
イタリアがワンチャンスをものにした形で、う〜ん、痛い時間に決められてしまいました。
その後のわずかな時間も日本は攻め込んで、惜しいクロスバー直撃とオフサイドのシーンもあったのですが、ゴールが遠い…
長谷部誠→14 中村憲剛（後半46分）
中村憲剛はロスタイムの交代で、個人的にはもうちょっと早く見たかったですね。
結局、試合はこのまま終了。
日本は3−4でイタリアに敗れて、これでコンフェデ杯のグループリーグでの敗退が決まってしまいました。
前のブラジル戦とはうって変わって積極的で、イタリアと対等に戦えたのはよかったですが、勝つチャンスがあった分、悔しさも大きいです。
ここで負けないのがイタリアかな〜、なんてことも思ってしまいますね。
ブッフォンから3点とったのは凄いですが、4点はとられ過ぎです。
次戦は同じくグループリーグ敗退が決まっているメキシコとの、大会的には消化試合になるのですが、貴重な真剣勝負の場で相手はメキシコですから、是非結果を残してもらいたいですね。