サッカーアジアカップ2015 日本代表対ヨルダン代表 テレビ観戦記(2015.1.20)

いよいよグループリーグ最終戦。この結果によって決勝トーナメント進出が決まる大事な試合です。
対するのは難敵ヨルダンですね。

アジアカップ2015・グループD第3節 日本代表対ヨルダン代表

キックオフ:2015年1月20日(火) 18時
試合会場:メルボルン・レクタンギュラー・スタジアム

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

ヨルダン戦は毎回苦戦してますよね。
実際、過去の対戦成績は1勝1敗2分と全くの互角で、前回のW杯予選の時に負けてるんですよね。
ヨルダンのスピードにやられているので、今回もやはりそのスピードには警戒です。

この試合は引き分け以上でグループ首位通過となるのですが、そういう戦い方をしていると、最後に痛い目にあいそうなので、しっかり勝ち点3を手にする試合運びを見せてもらいたいですね。

攻撃は相変わらず決定力不足を露呈してますが、この大会は今のところ無失点なので、守備ではこの試合もしっかりとゼロに押さえてもらいたいところです。

メンバーでは、前の試合で安定したプレーを見せた今野が負傷のようなので、試合展開によっては、終盤に向けて試合を終わらせるための交代をどうするのかというのも気になります。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK 1 川島永嗣
DF 21 酒井高徳/DF 22 吉田麻也/DF 6 森重真人/DF 5 長友佑都
MF 7 遠藤保仁/MF 17 長谷部誠/MF 10 香川真司
FW 4 本田圭佑/FW 9 岡崎慎司/FW 18 乾 貴士

先発メンバーは、結局3試合とも同じでした。

試合観戦記《前半》

序盤から日本がボールを保持する時間が長いのですが、ヨルダンもここというときは厳しいプレスできますね。
それに、ボールを奪った際のカウンターはやっぱりスピードがあって怖いです。

ピッチがスリッピーとのことで、なかなかボールの扱いに難しそうでしたね。

日本の見せ場は前半11分、香川のゴールライン際からの折り返しに、乾がダイレクトで合わせてゴールネットを揺らしたものの、これはどうやらゴールラインを割っていたようで、ノーゴール。
う〜ん、素晴らしい攻撃だったので、惜しかったです。

すると前半24分、長谷部→乾と渡り、乾のキープからからのスルーパスに抜け出した岡崎がシュート。これをキーパーが弾いたところに、逆サイドから本田が詰めてゴール!

日本、待望の先制点です。

前の試合でポストに嫌われ続けた本田が、この大事な場面でしっかり決めてくれました。さすがです。
それに、ここまで好調な乾が、この試合もいい動きですね。

途中、凡ミスから自陣で相手にボールを渡してしまうシーンがありましたが、こういう単純なミスは避けたいですね。

前半29分には、本田のCKから森重がドンピシャで頭で合わせたのですが、これはキーパー正面で好セーブにあい、何とも惜しいシーンでした。

前半38分に森重が相手選手と競った際の接触で倒れてしまい、ピッチ外に運ばれるシーンがあり、ひやっとしましたが、これは大丈夫だったようです。
正直、日本のCBは相変わらず層が薄いので、森重が抜けるようなことがあれば、かなりピンチですからね。

前半終了間際は、ややヨルダンに押し込まれるシーンもありましたが、しっかりと守り、前半は1—0のリードで折り返しました。

ヨルダンは寄せもなかなか厳しいのですが、それがちょっと荒くなってきたのが気になりますね。

試合観戦記《後半》

後半開始からの日本の交代はありませんでした。

ヨルダンは後半開始から、攻撃的な選手を2人交代してきたのですが、後半はヨルダンペースでしたね。
開始すぐに、岡崎、乾と立て続けにイエローカードが出て、ちょっと嫌な雰囲気。

すると早速メンバー交代があり、イエローをもらった乾を交代です。
FW 18 乾 貴士→MF 8 清武弘嗣(後半6分)

攻め込まれることによって、日本のファールが増えてきてしまってますが、不用意なファールは、セットプレーが怖いので避けたいですね。

しばらくは我慢の時間で、なかなか日本はボールキープができず、攻め込まれる回数も増えてきました。
それでも、決定的なピンチというのは、特になかったのではないでしょうか。

相手の攻撃を凌いでいると、次第に日本も攻撃の形を作れるようになってきましたが、一進一退の攻防で、ジリジリとした時間帯が続きます。

清武は動きも良くて調子が良さそうなんですが、見ていると、もっと積極的にシュートを打っていいのではないでしょうかね。

FW 9 岡崎慎司→FW 14 武藤嘉紀(後半35分)
武藤をそのままトップに持ってきましたね。ここはスピードを活かしてもらいたいです。
岡崎は今日も身体を張って走ってました。

追加点が欲しい日本は後半37分、清武のパスに抜け出した武藤がサイドを駆け上がり、グラウンダーのクロスに飛び込んで合わせたのは、香川!

香川がダイレクトで放ったシュートはキーパー正面でしたが、勢いでキーパーを弾いてゴールネットを揺らしました!
日本、待望の追加点。これで2—0です。

そして、ついに、ついに香川に、待望のゴールが生まれましたね。嬉しそうでしたね〜、香川も他のメンバーも!
これは、今後の日本に勢いがつきますね。

2点のリードになったところで、遠藤が下がりました。
MF 7 遠藤保仁→MF 20 柴崎岳(後半42分)

期待の柴崎がついに、今大会初出場です。
短い時間ですが、しっかりプレーしてもらいたいですね。

アディショナルタイムは4分。
その後半46分、柴崎から本田にパスが渡り、本田が右足で放ったシュートは、ポストに嫌われました。
いや〜、また本田のポストでした(まあ、今日は1本決めているのでね)。

最後はヨルダンにもやや疲れが見えて、日本が走り勝っていた感じでしょうか。
ただ、終了間際に相手陣内のルーズボールに、清武が追いかけないシーンがあり、疲れなのかどうなのか分かりませんが、ちょっと残念なプレーでした。

長友なんかは、攻守の切り替えが素早くて、スピードにのって最後まで走ってましたから、やっぱり凄いですね。

結局、試合はこのまま2—0で終了。

日本がしっかりと勝利を収め、グループリーグ3連勝で、首位突破を決めました!
やった〜!

おわりに

難敵ヨルダン相手に、しっかり勝つことができました。

これで、3連勝でグループ首位で突破がきまりましたが、3試合通して無失点というのがいいですね。
アンカーの長谷部とディフェンス陣が、安定してました。

今日は、欲しかった追加点もとることができましたし、それが香川というのも好材料です。

次は決勝トーナメントです。ベスト8となる準々決勝の対戦相手はUAEですね。

試合は23日なので、中2日なんですよね。
疲れをしっかりとって、次もいい試合をして勝ち上がっていってもらいたいですね。