高校生のときに、リバイバルで映画「ウッドストック」を観て、初めてテン・イヤーズ・アフターを知って、アルヴィン・リーのギターにまいってしまいました。
その後にやっと「UNDEAD/TEN YEARS AFTER IN CONCERT」を手にして聴いてから、アルヴィン・リーはますます気になるギタリストになってたんですよね。
とはいっても、高校生の頃は、ほとんどアルヴィン・リーという名前を目にすることはなかったのですが、ある日、中古レコード店でいつものようにパタパタとレコードをめくりながら見ていたら、目に入ったんです、「アルヴィン・リー」の文字。
実は、当時は気になっていたとはいえ、情報があまりなくて、テン・イヤーズ・アフターがその後どうなったか、ましてやアルヴィン・リーのソロ活動に関しては、まったく知らなかったんです。
でも、買ってしまいました、そのアルヴィン・リーのソロアルバム。
「レット・イット・ロック」(Let It Rock)
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。このアルバムが出た頃の状況がよく分からないのですが、購入したジャケットには1978年となっていて、ソロとしては2枚目でしょうか。
このアルバムについては、その後もほとんど、メディアで目に耳にすることはなかったので、評価はそれほどでもないのかもしれません。
それでも、小粒かもしれませんが、R&Rスタイルのタイトル曲や軽快な曲、ミディアムテンポの幻想的な曲等、良い曲が揃っていて、テン・イヤーズ・アフターとは違った、渋いロックとでもいうか、肩の力が抜けた演奏が聴くことが出来で、何だかストレートなロック・サウンドが心地いいくらいです。
中では、A面5曲目の「リトル・ボーイ」が気に入っていて、コーラスとからむヴォーカルやギターがご機嫌なサウンドを聴かせてくれます。
テン・イヤーズ・アフターでの怒濤の速弾きは無くなりましたが、かえって、曲の合間に入ってくる効果的なギターや、コンパクトにまとめられたギター・ソロ等に、余裕が感じられます。
こんなに気に入っていたはずなのに、正直に言うとアルヴィン・リーのソロ・アルバムはこの1枚しか持っていません。
その後に手にする機会がなかったのは残念ですが、もうちょっと色々聴きたいですね。
《2013年3月8日追記》
アルヴィン・リーは2013年3月6日に、68歳で急逝しました。
まだまだ活動を続けていたようで、とても残念です。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
◆iTunes StoreでLet It Rock – Alvin Leeをチェックする。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.3.2)