2014FIFAワールドカップブラジル大会【決勝トーナメントベスト16】コロンビア vs ウルグアイテレビ観戦記（2014.6.29）

決勝トーナメント初戦に続いての南米対決。

日本の入っていたグループCを首位通過したコロンビアの、決勝トーナメントでの戦いぶりに注目です。
ウルグアイもグループリーグでイングランド、イタリアを敗ってきて、その実力は間違いないですから、楽しみな一戦です。

「コロンビア vs ウルグアイ」

キックオフ：2014年6月29日（日） 5時00分（日本時間）
試合会場：エスタジオドマラカナン

ウルグアイは、何と言っても、かみつき事件でスアレスが出場できなくなったのが痛いのと、見る方としてもちょっと残念ですね。
となると、ウルグアイの攻撃はカバーニと、先発に復帰したフォルランに注目です。

コロンビアの注目は、日本もその存在感とプレーで、やられてしまったロドリゲスですね。
コロンビアは日本戦で主力を休ませているので、休養も十分でしょうね。

序盤はコロンビアがボールを保持して、前へ前へと圧力をかけていき、それをウルグアイが跳ね返すという構図。
比較的静かな入りだったウルグアイでしたが、さすが守備はしっかりしてます。

中盤はコロンビアが支配し、機を見ての縦への推進力は迫力がありますが、それでもウルグアイはゴール前では自由にさせません。

攻めあぐねていたコロンビアは、なかなかシュートまでは行けなかったのですが、ここでビックプレーが出ます。

前半28分、コロンビアのロドリゲスが、ペナルティエリア手前で後方からのパスを胸でワントラップして、そのままボレーで放ったミドルシュートが、GKの手をかすめてクロスバーに当たりそのままゴール！

これは凄い！主役のスーパーゴールで、コロンビアが先制です。

ウルグアイの堅い守備は、なかなか崩せそうにないという状況でしたので、ロドリゲスこのプレーは大きいですし、さすがですね。
こういう状況を打破するのがスターですね。

すると、ウルグアイも攻撃のギアを上げていくのですが、コロンビアは守備もしっかりしていて、集中してるんですよね。

そして前半はこのまま1—0で折り返します。

後半に入って、ウルグアイが引き続き攻勢に出てきたものの、後半5分、コロンビアの左からのクロスをクアドラードが頭で折り返し、これを再びロドリゲスがダイレクトに合わせてゴール！

ロドリゲスのこの日2点目のゴールで、コロンビアが2—0とリードを広げます。
ロドリゲス、乗ってます、上手いです。

後半8分にはフォルランが交代で下がりましたが、コロンビアの守備に思うような仕事ができませんでしたね。

2点差を付けられたウルグアイは、攻勢に出たいところなんですが、こうなると、コロンビアも守備が固いんですよね。

コロンビアは中盤はウルグアイに持たせるものの、そこからゴール前での決定的な形を作らせず、時折鋭いカウンターを見せもしますが、無理をしないでゲームをコントロールするという試合巧者ぶりです。

その後、ウルグアイのマキシ・ペレイラの惜しいシーンやカバーニのいいシュートもありましたが、コロンビアのGKオスピナがしっかり防ぎ、それ以外は、実際はほとんどウルグアイは攻撃の形を作ることができず、時間だけが過ぎていきます。
それに、コロンビアの方が走っていましたね。

最後はコロンビアがゴール前を固めて、ロドリゲスも下げて、万全の体勢でこのまま逃げ切り、2—0で初のベスト8進出を決めました。

ウルグアイは、最後までコロンビアの守備を崩せず、こうなると、スアレスの不在は痛かったかもしれませんね。

いや〜、それにしても、ロドリゲスの得点が凄かったです。
これで通算5得点と、一気に大会の主役に躍り出てきましたね。

で、コロンビアは次戦は開催国ブラジルとの、またしても南米対決とのことで、これまた楽しみな一戦ですね。
ひょっとしたら、コロンビアが…、という展開も十分ありそうです。