若きサッカーU-22日本代表の選手たちが参加しているトゥーロン国際大会2019。
日本はグループステージを2勝1敗の首位で準決勝に進んでいます。準決勝の対戦相手はU-22メキシコ代表です。
第47回トゥーロン国際大会2019準決勝
「U-22日本代表対U-22メキシコ代表」
キックオフ:2019年6月12日(水) 22時00分(日本時間)
試合会場:スタッド ド ラットル
試合観戦記
日本は3バックですね。チリ戦でハットトリックを決めた旗手がワントップに入ってます。
立ち上がりはメキシコにやや押し込まれますが、次第に日本もペースをつかみ出します。しかし、メキシコのプレスが早く強く、なかなか思うようにボールを運べません。
その後は一進一退の攻防になるも、お互いに攻め手がないまま時間が経過します。メキシコは守備が厳しいですね。もちろん、日本もしっかり守ってます。
結局、両チームとも好機は作れず、シュートシーンも少なく、前半はスコアレスで折り返します。
後半立ち上がりの5分、メキシコが右から長いクロスを入れると、これをジャンプしながら頭で合わせてゴール。先制点はメキシコでした。
日本はウイングバックが積極的にサイドの高い位置でプレーするようになって、徐々にチャンスをつかみ出します。
すると後半27分、中央での細かいパスワークから、田中碧がミドルシュートを放つと、これは惜しくもクロスバーに跳ね返ってしまうものの、このこぼれ球に反応した左サイドの相馬が、右足でダイレクトにシュート。これが鋭くゴールネットを揺らしてゴール!!日本が1—1と追いつきます。
その後、両チームとの攻めあぐねる時間が続いていたのですが、後半41分、スローインからの流れで右からのクロスが上がると、これを頭で合わせられてゴール。メキシコが2—1と勝ち越しに成功します。
DFは揃っていたのですが、競り負けてますね。1点目も単純なクロスに同じように合わせられているので、これはちょっといただけません。修正が必要ですね。
しかし、後半44分、日本がカウンターで右サイドから大きなパスを前線の小川に出すと、相手DFの頭を超えたこのボールにペナルティエリア左で小川が追いつき、そこから持ち込んで、GKとの1対1から右足で冷静にシュートを放つと、これがゴール右に決まって日本、同点です!!
小川が落ち着いて決めましたね。
結局、後半はこのまま2—2で終了して、トゥーロンは延長がないので、このままPK戦に突入です。
それにしても、よく追いつきましたね。
そして、PK戦は5人全員決めた日本に対して、メキシコは4人目がポストに当てる失敗で、結局5—4で日本がPK戦を制しました。
これでU-22日本代表が決勝進出です。
おわりに
日本の決勝進出は、史上初めてのことです。
現在、A代表が参加するコパアメリカのメンバーに、この年代の主力が多数選ばれているので、こちらの大会の参加メンバーにとっては、今後の東京五輪代表に向けての重要なアピールの場になっているのですが、そのアピールに成功した選手も多いですね。
個人的には、ウイングバックの相馬や中盤の田中碧といった選手が目にとまりました。
今後に向けても楽しみですが、まずは決勝ですね。
決勝の対戦相手は、U-22ブラジル代表とU-21アイルランド代表との勝者です(結局、U-22ブラジル代表が勝って、決勝で日本と対戦します)。
※参考
・サッカー代表 – U-22日本vs.U-22メキシコ -テキスト速報 – スポーツナビ
・U-22日本代表が史上初の決勝進出! PK戦の末にメキシコを撃破 | サッカーキング
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