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黒船/サディスティック・ミカ・バンド〜日本のロックの黎明期に作られた名盤

黒船/サディスティック・ミカ・バンド前回まで、「高中正義〜脱線・フュージョン話」ということで、勝手に高中正義特集をしていたのですが、今回はその関連という事にもなります。

高中正義のアルバムを追いかけていた高校生の頃、高中正義が元々参加していたバンドということで気にはなっていたのですが、もちろんどんな音かは知りませんでした。サディスティック・ミカ・バンドですね。

で、やっとレコード店で見つけて買ったのが、こちらのアルバムです。

黒船


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
1974年発表でしょうか。買ったのは中古の国内盤です。
サディスティック・ミカ・バンドとしてはセカンドアルバムですね。

メンバーが、加藤和彦・ミカ・高橋幸宏・小原礼・今井裕・高中正義。う~んすごいです。

プロデューサーのクリス・トーマスも有名なんですよね(よく知りませんが…)。

このアルバム、完成度が高くてセンスが良くて、本当に素晴らしいですよね。

当時、日本のロックというのはあまり聴いてなかったんですが、この時代に日本にもこんな凄いバンドがいたんだと、嬉しくなったのを思い出します(これをきっかけに、日本のロックも少しは聴くようになりましたからね)。

ファースト・アルバムがロンドンで評判となり逆輸入という形で日本でも評価されたというのは有名な話ですが、まだまだ当時の日本にこの音を受け入れる下地がなかったんでしょうかね。
やはり加藤和彦氏がすごいんでしょうね。

黒船/サディスティック・ミカ・バンド(裏ジャケ)曲はどれも良いですが、「黒船」のメドレーはかなり好きです。

あと、「タイムマシンにおねがい」は当時から好きでしたが、2006年に木村カエラをボーカルに迎えてCMに出てきたときは、食いついてしまいましたねぇ。実はCDも買っちゃいました(そういえば、桐島かれんをヴォーカルに迎えてアルバムを出した事もありましたね)。

サディスティック・ミカ・バンド関連のアルバムで持っているのは残念ながらこの1枚のみですが、2009年に加藤和彦氏の訃報を聞いた時には、改めてこのアルバムを聴いたものです。

最後の曲の「さようなら」が何だか心にしみます。

◆iTunes Storeで黒船 – サディスティック・ミカ・バンドをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.8.12)


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