だいぶ前なんですが、すっかり小樽の冬の風物詩のようになっている、小樽港中央ふ頭の雪捨て場の様子を今年も見に行ってきました。
見に行ったのは2025年2月6日で、小樽は1月末から2月頭にかけて、結構な大雪となんたんですが、その後に行きました。
市内数ヶ所で開設している雪捨て場となる雪堆積場のうちの一つ、小樽港の中央ふ頭基部の雪捨て場では、次々とやってくる雪をどっさり積んだダンプが岸壁から雪を直接海に投げ落としていきます。
で、その雪をすぐ横でショベルカー(バックホウ)が豪快にバッシャンバッシャンと攪拌しているんですが、これがかなりの迫力なんですよね。
場所は中央ふ頭から勝納ふ頭に架かる勝納大橋を挟んだ、中央ふ頭の両側に設置されていて、勝納大橋の手前には「中央埠頭基部雪捨て場」という看板が掲げられてます。
勝納大橋の手前の陸側はダンプ優先(主に道路管理者)で、奥の海側が平ボディー車優先(主に市民)と分けられています(雪堆積場について | 小樽市)。
この作業については、以前、小樽市に訪ねてみたのですが、冷たい冬の海では雪が溶けにくいため、攪拌によって融雪を促進させるのと、海面に雪が固まるのを防止するための作業になるそうです。
岸壁からは放水もされていて、これは海水循環ポンプで、これによっても融雪を促進させているそうです。
こちらは橋の手前の陸側。
こちらは橋の奥の海側。
一番奥には軽トラなどが積んだ雪を堆積していく場所もあり、そちらでは除雪車(タイヤドーザ)がそれらの雪を運んで海へと落としています。
大雪後には次々と雪が運ばれますが、時に雪は海ではなくて岸壁に下ろされることもあって、その岸壁の雪をロータリ除雪車が海に飛ばして、ショベルカーの攪拌作業が追いつかなくなると、海に巨大な雪山が出現することもあるのですが、この日はありませんでした。
※以下は連続写真です。
※動画も少し撮ってきました。こちらです。
ということで、すっかり小樽の冬のおなじみの風景となっている、小樽港中央ふ頭の雪捨て場の様子を遅ればせながら投稿しました。
※ここの周辺道路はひっきりになしに雪を積んだ大型車がやってくるのはもちろん、もともと交通量が多くて、さらには歩く人がほとんどいない場所で、冬は雪で歩道が確保されていないところもあるので、もし様子を見に行く際には車に十分注意し、もちろん、作業車の邪魔にならないようにしましょう。
※2025年の中央ふ頭基部雪堆積場は3月23日午後5時で閉場予定です(※雪堆積場について | 小樽市)。
※関連ブログの関連記事(2024年の記事)
・小樽港中央ふ頭基部の雪捨て場の様子(2024年1月11日)〜今年もショベルカーが海に投げられた雪を豪快に攪拌中: 小梅太郎の「小樽日記」