私が聴いていた頃、キッス(KISS)はスタジオ録音を3枚出して、ライブ・アルバム、またスタジオ録音を3枚出して、ライブ・アルバムと続いていた頃だったですが、こんなのが売っているのを目にしてしまい、思い切って買ってしまいました。
「地獄の全貌」(“THE ORIGINALS”)
手にした国内盤のこれ自体は1977年発売ですが、内容はデビューの1枚目から3枚目をセットにしたアルバムで、
「キッス・ファースト 地獄からの使者」(Kiss)(1974年)
「地獄のさけび」(Hotter Than Hell)(1974年)
「地獄への接吻」(Dressed to Kill)(1975年)
本当に、これらデビューからの3枚の盤を一緒にしただけのものですが、こんなのも出てたんですよね。
ちょうどキッスに熱中し出した頃だったので、それまでの初期の曲を聴く絶好の機会とばかりに、飛びついたのを思い出します。
中には特典として、16ページからなるブックレットが入っていて、喜んだものです(但し、英語だったので、内容はさっぱり???でしたが…)。
今考えると、この頃は、キッスに小遣いつぎ込んでましたね。頑張ってました(笑)
実は結構ミーハーなファンで、コスチュームの移り変わりも一生懸命追いかけていましたね。これがまた、楽しいんですよね。
ちなみにこの3枚の後に出た、キッス最初のライブ・アルバム「地獄の狂獣 キッス・ライヴ 」(Alive!)(1975年)のアナログレコードは持ってなく、いつまでもカセット・テープでした。
まだ、「地獄のなんちゃら~キッス」は続きます。
【2015.4.21追記】
それぞれのアルバムにつても、ちょっと触れておきますね。
キッス・ファースト 地獄からの使者(Kiss)
1974年に発売された、キッスの記念すべきデビュー・アルバムですね。
始めは評判は今ひとつだったらしいですが、2年後にプラチナ・アルバムになってます。
収録曲を見ると、「ストラッター」「ファイヤーハウス」「コールド・ジン」「ジュース」「10万年の彼方」「ブラック・ダイヤモンド」などと言った、何だかキッスのお馴染みの曲が、このデビュー作に詰まってるんですよね。
そのキャッチーなメロディの曲の数々は、今聴いても楽しめます。
◆iTunes StoreでKiss – Kissをチェックする。
地獄のさけび(Hotter Than Hell)
デビュー・アルバムと同じ1974年にリリースされてる、2ndアルバムですね。
デビュー作に比べると、重い雰囲気になっていて、「パラサイト」「ホッター・ザン・ヘル」「ウォッチン・ユー」といった曲が印象的ですが、「レット・ミー・ゴー・ロックン・ロール」といった軽快な曲も耳に残ります。
そして、このアルバムで目につくのが、ジャケットに日本語が使われているという点ですよね。これがまた、このアルバムを一層印象深いものにしてます。
ちなみに、一連のキッスアルバムの邦題が定番の「地獄〜」となったのは、このアルバム・ジャケットが元になったそうですよ(参考:地獄のさけび – Wikipedia)
◆iTunes StoreでHotter Than Hell – Kissをチェックする。
地獄への接吻(Dressed to Kill)
1975年に発売された、キッスの3rdアルバムですね。
実は、日本ではこのアルバムがデビュー作となったようです。
このアルバムにも「ルーム・サーヴィス」「激しい愛を 」「彼女」といった印象的な曲が収録されていますが、なんといっても名曲「ロックンロール・オールナイト」がこのアルバムの最後に収録されているんですよね。
◆iTunes StoreでDressed To Kill – Kissをチェックする。
ということで、初期の3作でしたが、これらはどれもハードというよりは、とてもポップで、シンプルなバンドサウンドでロックを楽しませてくれます。
※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.4.21)
◆iTunes StoreでKiss – Kissをチェックする。