サッカー国際親善試合 日本代表対ザンビア代表 テレビ観戦記(2014.6.7)

ブラジルW杯直前の強化試合はこれが最後ですね。
この試合が終われば、いよいよ本番です。

サッカー国際親善試合 日本代表対ザンビア代表

キックオフ:2014年6月7日(水)8:30(日本時間)
試合会場:米フロリダ州タンパ レイモンド・ジェームス・スタジアム

試合開始前の個人的な注目ポイント

元々怪我明けで試合勘が鈍ってる選手や、明らかにコンディション不良の選手(本田とか)は、最後の調整ですから、万全を期してもらいたいところなんですが、ここにきて怪我人が多いのが気になります。

ひざ故障の長谷部、右ふくらはぎの張りを訴える長友、右膝の故障が長引く酒井高徳。
う〜ん、左SBが手薄になってるんですよね。

今野や伊野波といった選手がSBを担うことはできるものの、それこそ緊急時の対応をこの最後の強化試合で使わざるを得ないとなるのは、ちょっともったいないですね。

ボランチについては、今や山口中心になってますよね。というか、山口がここまで存在感が高まっていて良かったです。

そして、一番の問題が本田の調子ですよね。
ザック・ジャパンは間違いなく本田中心のチームですし、今さらザッケローニ監督が本田を外すとは考えられないので。
まあ、もう一人の中心選手、香川が目に見えてコンディションが上がっているのは好材料です。

そして、未だに軸が決まらないFWワントップ。
柿谷、大迫、大久保のうち、誰かがこの試合で抜け出るのかも注目しています。

対ザンビアということで、仮想コートジボワールということになるのでしょうが、残念ながらザンビアというチームについては全く予備知識がないので、個人的には日本代表の仕上がり具合を見るようになると思います。

ちなみにザンビア代表は、W杯にはまだ出場したことがなく、現在のFIFAランキングは76位。2012年のアフリカネイションズカップで初優勝してます。

あっ!そろそろ、斉藤学が見たいです。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK:12 西川周作
DF:2 内田篤人/22 吉田麻也/15 今野泰幸/5 長友佑都
MF:16 山口蛍/7 遠藤保仁(cap)
FW:9 岡崎慎司/4 本田圭佑/10 香川真司
FW:11 柿谷曜一朗

長友が先発ですね。怪我の状態は大丈夫のようですね。良かった。
ワントップには柿谷。
何となく、このメンバーが本番初戦の先発メンバーになりそうな気もしますが、それもこの試合の結果次第でしょうか。

試合観戦記《前半》

序盤、日本がなかなかボールが落ち着かせることのできない中、ザンビアはスピードがあって、プレーも組織だっていて、なかなかいいチームです。

といっていたら、前半9分、単純にクロスを上げられ、内田が寄せきれず、あっさり失点
またしても立ち上がりの失点で、先制されましたね。課題ですね。

ザンビアの選手の寄せが早くて、日本のパスがカットされることが多いですね。
普段の距離感だと、足がニョキッと出てくる感じなんでしょうかね。

前半18分に、岡崎がキーパーとの接触で頭から流血のアクシデントがありました。
手当後そのまま包帯をまいて、試合を続けたので、大丈夫そうでしたが、交代したほうがいいのでは?

その後も日本は攻めあぐねて、ザンビアペースで試合が進むと、前半28分、ショートコーナーからそのままスルーというトリックプレイから、ダイレクトに決められて、さらに失点。早くも2点のビハインドです。

いや〜、ザンビア、上手い!早い!足長い!

日本は久しぶりにパスをつないで攻め込み、香川がペナルティーエリア内で出したパスが相手がハンドを誘ってPK獲得
これを本田がきっちり決めて、やっと1点返して、1—2(前半40分)。

前半最後の方は、やっと日本のサイド攻撃がわずかに機能し始めたのですが、前半はこのまま1—2で終了

基本的に前半は完全にザンビアペースでしたね。
なにせ日本は、ほとんどシュートまで持ち込めませんでした。

本田、柿谷が相変わらず調子が上がってない感じで気になりますが、選手交代も含めて、後半に期待ですね。

試合観戦記《後半》

後半開始からのメンバーチェンジは、
柿谷→13 大久保嘉人

大久保出てきましたね。ワントップです。

後半に入っても、どうもパスが繋がらなくて、カットされてはスピードに乗ったカウンターを受けるといったシーンが多いですね。

やっぱり、ザンビア、上手い!早い!足長い!

今野→6 森重真人(後半14分)
岡崎→18 大迫勇也(後半15分)
大久保が右に入って、大迫がトップに入りました。大久保のトップはちょっと時間が短かったかな。

調子が上がってきたように見える香川も、足元のミスが多いですね。

内田→21 酒井宏樹(後半22分)
怪我明けの内田は、もうちょっとなんでしょうかね。

攻めあぐねていた日本ですが、後半28分に香川が切れ込んで大久保へのクロス気味のパスが、そのままゴール!(2—2)
ついに追いつきました。大久保が上手くDFを押さえ込んでいて、ニョキッと足は出せなかったようです。

そのすぐ後、なんとCBの森重が魅せました。
後半30、ゴール右サイドにボールを持ち込んで、相手DFを見事なターンでかわして入れたグラウンダーのボールに、本田が合わせてついに逆転!(3—2)

何故そこに森重?って感じで攻め込んでましたが、森重は足元が上手いですよね。ラストパスもお見事でした。

香川→20 斉藤学(後半33分)
ようやく斉藤学登場です。香川が得点して、チームとしても逆転したので、斉藤を試しやすくなりましたね。

逆転して、勢いづいた日本だったのですが、後半44分にザンビアの豪快なミドルにやられてしまい、なんと同点(3—3)。
シュートがすぐに山口にあたった不運もあるのですが、こういうミドルは要注意ですよね。いい教訓です。

遠藤→14 青山敏弘(後半46分)

見ている方としては、あ〜このまま引き分けかな〜と思ったのですが、交代したばかりの青山からの思い切った見事なロングパスに、これまた大久保が見事なトラップからドーンと決めて、再び逆転!(4—3)

大久保はピッチ上で気合いが入っているのが伝わってきて、いいですよね。
好調な大久保の使い方が難しくなりそうです。

最後に試合がめまぐるしく動きましたが、試合はこのまま4—3で、日本の逆転勝利となりました

終盤はザンビアも出足が鈍り、集中力が切れたところもあったのかもしれませんが、何とか逆転しましたね。
本番でも、最後まで諦めずに、集中切らさずに頑張ってもらいたいです。

おわりに

またしても早い時間に先制され、今回はさらに失点するという不安と課題が残る試合でしたが、アフリカ選手の「上手い!早い!足長い!」を、本番直前に体感したのは、初戦のコートジボワールとの試合に向けて、良かったかもしれませんね。
ザンビアがいいチームで良かったです。

ワントップどうなるでしょうかね。大久保でもいいような気がします。
本田はまだまだですが、もうここまで来たら、やってもらうしかない、という感じですね。

ザンビアの早いカウンターなどには、山口が頑張ってましたね。
長谷部のコンディションにもよるのでしょうが、山口のファーストチョイスもありですね。

DFでは、SBは長友は大丈夫そうでしたが、内田がもうちょっと調子を上げてもらいたい感じですよね。
CBはここ数試合を見ていると、森重のできがすごく良くて、今野のユーティリティー性をバックアップでとっておき、森重の先発になりそうですがどうでしょうか。

長かったようなあっという間だったような4年間でしたが、もう6月15日 10:00(日本時間)の初戦のコートジボワールとの試合を迎えるだけです。

ザッケローニ監督は先発の11人をどう選ぶか。
まあ、もうここまで来たらチーム総力戦で、あとはザックさんと選手たちを信じて応援するのみです!
頑張れ日本!