古いMacから新しいMacにデータ移行をする場合など、移行アシスタントなる便利な機能がありますが、その元のMacがあまりに古いと、その移行アシスタントがサポートされてないんですよね。
そういう場合のデータの移動(コピー)に、ターゲットディスクモードという便利な機能がありました。
今回はPowerBook G4の15インチモデル(OS10.3.9 Panther)という古いMacから、データをコピーしました。ちなみに、
OS X Tiger v10.4 以前から OS X Mountain Lion v10.8 以降に移行する場合、移行アシスタントの使用はサポートされていません。
OS X:Mountain Lion 以前を使って別の Mac からデータを移行する方法 – Apple サポート
ターゲットディスクモードについては、
FireWire ポートまたは Thunderbolt ポート付きの Mac コンピュータが 2 台ある場合は、それらを接続して、一方の Mac でもう一方の Mac を外部ハードディスクとして表示できます。これを「ターゲット・ディスク・モード」と呼びます。
OS X Mavericks: ターゲット・ディスク・モードを使って 2 つのコンピュータ間でファイルを転送する
とのことで、片方のMacを外付けHDDのように扱うことができるんですね。
Thunderboltでもできるのですが、今回は、古いMacにThunderBoltはないので、FireWire ポートを使うことになります。
ターゲットディスクモードの使用方法
・まず、2台のMacをFireWireで接続します。
・ターゲットディスクモードとして使用する、つまり外付けHDDのように扱う側の古い方のMacを、キーボードの「T」キーを押したまま起動なり、再起動なりします。
・画面にちょこちょこ動くFireWire のロゴが表示されたら、キーを放します。
・コピー先の新しいMacのデスクトップに、古いMacのアイコンが表示されるので、あとは外付けHDDを扱うように、データをコピーすればOKですね。
FireWireやThunderboltって、USBに比べてあまり利用しないので、ケーブルが適合するかは、ちゃんと確認しないとダメですね。
この方法、OSに問題が起こった時のデータ救出にも使える場合があるので、覚えておくといいですよね。
(実は、今回がそうでした)
※参考
・OS X:別の Mac からデータを手動で移行する – Apple サポート
・FireWire ターゲットディスクモードの使用方法とトラブルシューティング – Apple サポート
・OS X:Mountain Lion 以前を使って別の Mac からデータを移行する方法 – Apple サポート