サッカーW杯ロシア大会 アジア最終予選 日本代表対UAE代表 テレビ観戦記(2016.9.1)

いよいよ始まった、サッカーW杯ロシア大会アジア最終予選です。
大事な大事な初戦の対戦相手は、アラブ首長国連邦(UAE)代表です。

サッカーW杯ロシア大会 アジア最終予選 日本代表対アラブ首長国連邦(UAE)代表

キックオフ:2016年9月1日(火) 19時35分
試合会場:埼玉スタジアム2002

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

さてさて、いよいよアジア最終予選ですね。
オーストラリア、サウジアラビア、UAE、イラク、タイとのB組に入った日本代表の初戦の相手はUAEです。

ここまできたら、簡単な対戦相手はいないのですが、このUAEもなかなかくせ者です。
実際、前回の対戦のアジアカップ2015の準々決勝では、PK戦の末に敗れてますからね。

UAEは、基本しっかり守ってカウンター狙いだと思うのですが、相手10番のMFオマル・アブドゥルラフマンは要注意ですね。

日本代表では、柏木が負傷しているというニュースがあって、長谷部の相棒となるボランチとなると、あとは山口か大島ということになりますが、守備的な長谷部に対して、バランスを考えると大島とうことになるのか…
この大事な一戦で、果たしハリルホジッチ監督は、A代表デビューとなる大島を使ってくるかどうか。

あと、負傷で今回は未招集となった長友の代わりの左SBは、太田になるか酒井高になるか、といったところだと思うのですが、大事な初戦で嫌な相手UEAとなると、経験豊富な長友の離脱はやっぱり痛いですね。

個人的に注目しているのは、今シーズンからスペインに渡った清武と、怪我から復帰した武藤です。

どの試合でもそうなんですが、まずは先制点ですね。
ちなみに、最新のFIFAランキングでは日本の49位に対し、UAEは74位です。

(以上は試合開始前に執筆しました)

先発メンバー

GK 12 西川周作
DF 19 酒井宏樹/DF 22 吉田麻也/DF 6 森重真人/DF 21 酒井高徳
MF 17 長谷部誠/MF 10 香川真司/MF 7 大島僚太
FW 4 本田圭佑/FW 9 岡崎慎司/MF 13 清武弘嗣

ボランチは、大島できましたね。
リオ五輪でもいいプレーを見せていたので、A代表でもしっかりと自信をもってプレーしてもらいたいですね。チャンスですからね。

それと、個人的に注目している清武を先発で使ってきました。
香川と清武の同時先発は、先日のキリンカップサッカーで試し済みで、いい連携を見せていたので、この試合でも期待してます。セットプレーも楽しみですね。

試合観戦記《前半》

立ち上がりから、UAEが激しくプレスをかけてきて、序盤はボールはなかなか落ち着かない展開です。

ファーストシュートは、前半5分のUAEで、ちょっと日本のプレスが甘かったですが、UAEも積極的に攻撃を仕掛けてきているので、序盤の失点は注意したいですね。UAEは全然守備的ではないですね。

前半11分、日本が得たFKのキッカーは清武。
清武のFKはファーでフリーの本田へ。そのボールを本田が頭で合わせてゴール!日本先制です!
本田は決めてくれますね〜。それと、やっぱり清武のセットプレーは大きな武器です。

しかし、前半20分、UAEのカウンターを吉田がファールで止めると、そのFKを見事に決められ、日本、すぐに1—1の同点に追いつかれてしまいます。

これ、FKは見事でしたが、元々、大島のパスミスからのカウンターを受けての、吉田のファールだったんですよね。
大島はパスやプレースピードが、ちょっと遅いですね。自信をもってプレーしてもらいたいです。

前半26分、酒井高からのクロスを本田が頭で合わせたシュートはGKに弾かれ、そのボールに詰めた香川が何とか足を出して合わせるものの、これは枠の右に外れてゴールならず。

その後もお互いにゆずらず、試合が進んでいきます。

前半41分には、UAEの縦1本のロングパスにDF裏に抜けられ、シュートを放たれます。
これは西川がセーブするものの、危ないシーンでした。

前半は、このまま1—1で終了。

前半の試合展開としては、しっかりプレスをかけて、ボールをもったらスイッチが切り替わって、オマル中心に一気に攻め込んでくるUAEに対して、日本は、ボールを回したいが、相手の素早い寄せに思うように繋がらず、ボールを奪われたところでカウンターを受けるという、明らかにUAEペースでした。

UAEはプレスも厳しく、ボールも回せますし、キープ力もあってボールを奪うことがなかなかできませんね。
日本は、後半にどう立て直してくるでしょうか。

試合観戦記《後半》

後半開始からのメンバー交代はなしです。

追加点は絶対与えたくない日本でしたが、後半9分、ペナルティエリア内での混戦で、相手がボールを懸命にキープするのを、最後は大島が足を引っかけて倒してしまい、PKを与えてしまいます。
このPKをゴール真ん中にフワッとしたキックで決められて、日本1—2とリードを許します。
無駄なPKでしたね。

後半14分は岡崎の惜しいクロスバーをたたくヘディング・シュートがありました。

後半17分、まず一人目の選手交代です。清武→FW 11 宇佐美貴史
清武は悪くはなかったと思うのですが、宇佐美のサイドからの突破に期待でしょうか。

ここから、日本の攻勢が始まりました。
何とかこの時間帯で追いつきたい日本です。

後半21分には、岡崎→FW 18 浅野 拓磨
思い切って岡崎を代えましたね(個人的にはこの交代は反対ですが…)。

後半30分、大島→FW 8 原口元気
残念ながら、大島のところでピンチを多く迎えてしまってました。センスはいいのですが、まだA代表のレベルには達してない感じでしたね。原口は、そのままボランチの位置に入りました。

なおも日本の時間が続くのですが、なかなかゴールラインを割ることができません。
まさに後半32分の浅野のシュートは、ゴールラインを割ったと思われたものの、これはノーゴール。

時間は刻々と過ぎて、選手も見てる方も焦ってくる時間帯になってきました。

日本は懸命にゴール前に迫るものの、ゴール前を固めるUAEを崩せず、無情にも試合終了の笛。
結局、試合はこのまま1—2で終了。

なんと、日本、大事な大事な初戦を落としてしまいました。

おわりに

う〜む、開幕戦のホームでの敗戦はありえませんね。

FKとPKという、少ないチャンスをものにして、自分たちのペースにもっていったUAEに対して、攻めているように見えて、ゴールを割ることができない、いつもの姿の日本。前回も負けていますし、チームの完成度という点でもUAEの方が上の試合でしたね。

残念ながら、代わって入った宇佐美、浅野、原口もほとんど何もできませんでしたね。
宇佐美は最初はいい突破を見せていましたが、すぐにそれも見られなくなってしまいました。

審判の判定にも色々いいたいところはありましたが、しっかりゴールを奪えなかった日本のできが悪かったといわざるを得ないですね。浅野のシュートも元々ヒットしてなかったですしね。

ということで、最終予選に暗雲漂う開幕戦となってしまいましたね。あ〜、悔しい!

試合前には、過去5大会のアジア最終予選で、初戦に負けたチームはすべて予選敗退に終わっている、というデータをさかんに提示していたのですが、まさか日本がそのパターンに陥るとは…

選手はそんなことはないと思うのですが、メディアを見ていると、アジアでは常に日本が格上と勘違いしている雰囲気はありますよね。今はもう、そんなことはないんですけどね。

日本代表は、このすぐ後、9月6日(火)にアウェーでタイとの対戦があります。
次はしっかり勝ち点3を獲得してもらいたいのですが、最近のタイも侮れないんですよね。タイにしてみれば、ホームで日本に一泡吹かせようと、勝利を狙ってると思います。

日本代表には、今日の初戦の敗退からしっかり立て直して、次のタイとの試合に向かってもらいたいですね。

それにしても、こうなると、柏木と長友の離脱は痛いな〜
(バックアップメンバーの中村憲剛を呼べないかな…)

※タイ代表戦
2016年9月6日(火) 19:15(日本時間21:15)キックオフ(予定) ラジャマンガラスタジアム(タイ/バンコク)

※アジア最終予選は、12チームが6チームのABの2組に分かれて、ホーム&アウェーの総当たりで試合をして、各組上位2チームが無条件でW杯出場権を獲得します。そして、各組3位同士はホーム&アウェーでプレーオフを行い、勝者が北中米カリブ海最終予選4位のチームと大陸間プレーオフに臨むことになります。

※参考ニュース
柏木がUAE戦欠場か…相次ぐアクシデントにもハリル「2試合勝ちにいく」 (ゲキサカ) – Yahoo!ニュース
UAE代表の天才司令塔、日本戦でアジア杯の再現狙う…「あの時は勝利している」 (フットボールチャンネル) – Yahoo!ニュース
最終予選初陣で大島を抜擢!!先発でA代表デビューへ、長谷部は100キャップ達成へ (ゲキサカ) – Yahoo!ニュース
サッカー日本代表 – 日本vs.UAE – 試合経過 – スポーツナビ

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