「サッカーW杯カタール大会 アジア最終予選 日本代表対サウジアラビア代表」
キックオフ： 2021年10月8日（金） 2:00
試合会場： キングアブドゥラー スポーツシティスタジアム（サウジアラビア）
サッカーW杯カタール大会 アジア最終予選、グループB第3節、難敵サウジアラビア代表との試合です。
ここまで連勝のやはり実力のあるサウジアラビアに対して、日本代表は初戦のホームでのまさかの敗戦もあり、1勝1敗といきなりつまづいているので、この試合はアウェーとはいえ、負けられません。
気になるのはまだ得点が1という、攻撃陣の低調さ。得点力不足というのはいつの時代も言われますが、点を取らないと勝てませんからね。
先発メンバー
GK 12 権田修一
DF 19 酒井宏樹／DF 22 吉田麻也／DF 16 冨安健洋／DF 5 長友佑都
MF 6 遠藤航／MF 7 柴崎岳
FW 18 浅野拓磨／MF 9 鎌田大地／MF 10 南野拓実
FW 15 大迫勇也
久保は負傷で招集外で、負傷で堂安は離脱。伊東純也が出場停止。う〜ん、結局、浅野が右ですか。大迫と南野、鎌田のコンディションがどうかですね。
試合観戦記
試合が始まりました。それにしても、観客がよく入っていて、まざに完全アウェーです。
前半6分、まずは柴崎の無回転ミドル・シュート。積極的なミドルはいいですね。
前半12分にはFKを頭で合わせられヒヤッとしましたが、GK権田が正面で防いで助かりました。いや〜互角に組み合ってますね。
前半途中からは、ややサウジアラビアの時間帯ですね。サウジアラビアも落ち着いて試合を運んでいるように見えます。
前半29分に大迫が鎌田からの縦のロングスルーパスにDFの間を抜け出しましたが、シュートはGKのナイスセーブにに防がれます。いや〜、決めたかった。鎌田の縦パスはよかったですね。
遠藤がガツガツいってて、今日も頼もしい。一方、柴崎のボールロストが多いのが気になります。
前半37分、酒井からの右からの早いクロスに大迫が飛び込むもののシュートは枠の外。
前半は0－0で折り返します。
う〜ん、これまでの2試合に比べて、集中していて、気持ちも入っているように見えるんですが、どうでしょう。ちょっと柴崎のところが不安定なのが気になります。
それでも後半、行けそうなんですがね。けど、サウジアラビアも守備も組織もしっかりしていて、やっぱり手強いです。
ハーフタイムでの交代はなし。
後半5分、中盤で柴崎がボールを簡単に奪われてカウンターで一気にシュートまで。これがGK権田が足でファインセーブ。助かりました。が、う〜ん、柴崎は簡単に取られて、その後もすぐにボールを取りにいきませんでしたね。前半から続く集中の切れたブレーに、早めに変えた方がいいかもしれませんね。
後半の序盤はサウジアラビアの方が動きがいいですね。
後半14分に2人交代。南野→FW 11 古橋 亨梧／浅野→MF 8 原口元気
南野は消えてましたね。サイドより真ん中がいいかな。さらにいうと、変わった古橋こそ、真ん中で使ってもらいたいのですが…
後半26分、ああ〜〜なにをする〜〜
ハーフウェーライン付近からの柴崎の吉田への不用意なバックパスをさらわれて、サウジアラビアがゴール！！サウジアラビアが先制です。
こういうミスが勝敗を分けますね。う〜ん、前半から、そして後半に入ってもミスが多かった柴崎だったのですが、監督に後半すぐにでも交代の選択肢はなかったのでしょうかね。残念です。
後半28分に2人交代。鎌田→FW 21 オナイウ 阿道／柴崎→MF 13 守田英正
ここで柴崎交代ですか。さすがにここでの交代は遅気に失しました。前半から柴崎はボールロストなどのミスが多すぎました。
いや〜、それにしても日本にゴールの匂いがしませんね。その後も良い形が作れす、時間が過ぎていきます。大迫も疲れてきたのか、動きが悪く厳しいですね。
後半43分、原口からのグラウンダーのクロスに、古橋はわずかに合わなかった…。終盤、攻勢をかけ、オナイウにもチャンスがくるもトラップが大きい…。う〜ん、ゴールが遠い。
長友→ DF 20 中山雄太（後半46分）
結局、試合はここまま0－1で終了。サウジアラビアの勝利で、日本は何とも痛い敗戦です。
おわりに
完敗です。悔しいな〜。日本は最終予選3試合で1勝2敗の勝ち点3…。しかも、なんとここまでの得点が1です。
いよいよ最終予選突破への黄色信号が赤くなりつつあります。
策がなく、選手起用に疑問が持たれ続け、結果が出ない森保監督は、もう限界かもしれませんね。これほど結果が出てなく、危機的状況となっては…
まあ、柴崎のミスによる失点は論外としても、それがなくても点を取れてないので、結局勝ち点3は取ることもできなかったわけで、攻撃陣の立て直しが急務ですね。
この試合、大迫は以前のような収まりや頼もしさはみられませんでしたし、期待の南野もサイドでの起用だったせいか、全くゲームに入っていけませんでしたね。鎌田もまだキレがないように見えました。タレント豊富に見えた２列目は、若い久保と堂安がいなくなると、一気に選択肢がなくなりますね。
であれば、もっと単純に、各チームで調子の良い選手を起用してもらいたいという希望もありますね。古橋をセンターに。遠藤の相棒のボランチは最初から守田か田中碧で。南野はトップ下。原口や長友の力の衰えは隠せないので、三好や中山あたりも使ってもよいかも。
次はホームでオーストラリア戦ですが、う〜ん、今のチーム状況ではオーストラリア相手では厳しそうですね。今回の最終予選は覚悟しないとダメかもしれません。