サッカーW杯ロシア大会のアジア2次予選、日本代表の年内最終戦となる、カンボジア代表とのアウェーでの試合です。
「サッカーW杯ロシア大会 アジア2次予選 日本代表対カンボジア代表」
キックオフ:2015年11月17日(火) 21時14分
試合会場:カンボジア・オリンピックスタジアム
試合開始前の個人的な注目ポイント
(試合開始前に執筆してます)
アジア2次予選初戦の年内最終戦ですが、シンガポールとのまさかのスコアレスドローから、一応勝ち続けてグループ首位に立っている日本代表とはいえ、なかなかスッキリした試合内容とはいってませんよね。
今日の対戦相手のカンボジアは、現在全敗でグループ最下位となってますが、9月3日のホームでの試合は3—0と、さほど力の差は見せられませんでした。ここは勝利はもちろん、是非、しっかり得点を重ねてもらいたいところです。
ハリルホジッチ監督は、メンバーをかなり入れ替えるようなことを言っていたので、そちらも楽しみです。
(以上は試合開始前に執筆しました)
先発メンバー
GK 12 西川周作
DF 5 長友佑都/DF 22 吉田麻也/DF 20 槙野智章/DF 21 藤春廣輝
MF 3 遠藤航/MF 10 香川真司/MF 16 山口蛍
FW 8 原口元気/FW 9 岡崎慎司/FW 11 宇佐美貴史
12日のシンガポール戦から、8人が変更になりましたね。
SBは長友が右です。ボランチに入った若い遠藤が楽しみです。
カンボジアの歓声が凄いですね。スタジアムは満員だったようです。
気温31℃と暑いのと、ピッチが人工芝ということで、ボールの扱いがどうなのか、気になるところです。
試合観戦記《前半》
序盤からカンボジアの寄せが早いですね。守備的ではあるのですが、なかなか厳しくプレスをかけてきます。
どうやら5バックで守りを固めていて、日本がサイドを使って攻撃を仕掛けますが、なかなか崩せないですね。
さらに、日本は不用意なパスミスやイージーなコントロールミスが多いのが、やたら目につきます。
その日本のミスからのカウンターはなかなか鋭いですね。前がかりなっているところをスピードで振り切られるといった、危険なシーンもいくつかあり、ヒヤヒヤしました。
20分過ぎからは、カンボジアがボールをキープする時間帯もあってと、またしても、という感じで、フラストレーションがたまる嫌な時間が続きます。
槙野のファールで与えたFKからの大ピンチもありましたが、日本のファールも増えてきましたね。
カンボジアに、これは行けるかも、といった雰囲気を与えてしまったようで、どちらかというとカンボジアの方に勢いがあり、日本は全くいいところがなく、前半は0—0で折り返しです。
前線の選手にボールが収まらなかったですが、特に原口のミスが目立ちました。人工芝はボールは扱いにくそうですが、まあ、条件は一緒ですからね。
それと、今日の先発メンバーでは、セットプレーのキッカーがいませんね。
試合観戦記《後半》
後半開始からのメンバー交代は、MF 3 遠藤→MF 7 柏木陽介
開始早々、交代した柏木のロングパスから、岡崎の折り返しに詰めた香川が倒されてPK獲得。
やっときたチャンスにキッカーは岡崎。
ところが、なんと岡崎のPKはGKに止められて、得点ならず。コースが甘かったですかね。
しかし、そのすぐ後の後半6分、柏木のFKから、岡崎が頭で合わせて、ついに日本先制です!(これは、相手選手の頭に当たったオウンゴールだったみたい)
柏木にはセットプレーのキッカーも任せられますし、パスでボールを散らし、時にタメを作れるので、後半は日本にリズムが出てきました。
FW 11 宇佐美→FW 4 本田圭佑(後半17分)
宇佐美は見せ場なしで、消えている時間が多かったですね。
後半20分頃からは、カンボジア選手たちの足が止まってきました。そうか、やっぱり前半からかなりのハイペースだったんですね。
とはいえ、以降もなかなかゴールを奪えず、時間だけがジリジリ経っていきます。
本田が積極的に前に顔を出して、リズムはできてるんですけどね。
FW 9 岡崎→FW 18 南野拓実(後半41分)ついに、南野投入ですね。
このまま終了かと思われた後半45分、後半の攻撃はほとんど右サイドからだったのが、やっと左サイドの原口→藤春と出たパスをその藤春が持ち込み、深い位置から折り返したクロスに本田か合わせてゴール!日本、ようやく追加点です。
そして、試合はこのまま2—0で終了。
何とも欲求不満の残る試合で、辛勝といっていい内容でしたが、何とか日本は勝ち点3を獲得しました。
おわりに
またまたひどい試合をしてしまいましたね。特に前半。
人工芝のピッチで、かなりボールが扱いにくそうでしたが、それは相手も一緒ですから、言い訳にはしてもらいたくないですね。
残念ながら、今日の先発メンバーでは、ダメということでしょうかね。
後半に柏木が入ると、長短織り交ぜたパスで、ボールをシンプルに散らし、時にはボールをキープして、がらりと試合の雰囲気を変えました。柏木は前のシンガポール戦と合わせて、ハリルホジッチ監督の信頼を得たのではないでしょうかね。
そして、なんだかんだでやっぱり本田は決めますね。さすがです。
時に不要論や本田を外してみたら、という声を聞きますし、私も時々思いますが、やっぱり現在の日本代表のメンバーの中では、レベルが一段上ということでしょうか。
あと、長友は今日も元気でした!
カンボジアは、スピードがあって、何だか可能性のあるなかなかいいチームでしたね。GKもよかったです。
試合後は、日本選手たちはユニホームをみんなカンボジア選手にあげたのか、みんな上半身裸でしたね(笑)
これで、日本代表の年内の試合は終了です。
次のアジア2次予選は、しばらく期間があいて、
2016年3月24日 アフガニスタン(埼玉スタジアム)
2016年3月29日 シリア(埼玉スタジアム) となってます。
それにしても、なかなかすんなり勝てませんね、
これもやっぱりアジアの戦いは簡単ではない、ということなんでしょうかね。