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モーニン・イン・ザ・ムーンライト/ハウリン・ウルフ〜吠えるヴォーカルが炸裂するデビュー・アルバム

モーニン・イン・ザ・ムーンライト/ハウリン・ウルフ名前はよく耳にしていました。ハウリン・ウルフ
というか、この名前は一度聞いたら忘れないかも。

で、是非、アルバムを聴いてみたいと思っていて、見つけたときは速攻買いでした。

モーニン・イン・ザ・ムーンライト
Moanin’ In The Moonlight

元は1959年にChessから発表された、ハウリン・ウルフ初のアルバムですね。
内容は、1951~59年の作品集とのことです。

購入したのは、P-VINEから出された国内盤です(恐らく1983年発売です)。
嬉しいですねぇ、国内盤。ライナーノーツもあるので、当時はよく知らなかった、ハウリン・ウルフについて知る事ができましたからね。
P-VINEさんには、この後も随分と再発盤でお世話になりました。感謝感謝です。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
1曲目の「モーニン・アット・ミッドナイト」(Moanin’ At Midnight)から、「ウ~~~ン」と唸り、吠えるようなヴォーカルが炸裂しています。凄い迫力。

強烈なダミ声は1度聴いたら忘れられませんよね。名前通りです。
B面1曲目の「イーヴル」(Evil)もきてます。

基本的にシンガーですが、渋いハープも演奏していますね(ギターも弾くようです)。
ギタリストとしてウィリー・ジョンソンやヒューバート・サムリンの名前がありますが、ハウリン・ウルフのバックのギタリストは、常に素晴らしい人が担っていたようです。

ハウリン・ウルフは1910年生まれですが、1951年にデビューしたようなので、遅咲きですね。
ミシシッピ生まれで、デルタ・ブルースの巨人チャーリー・パットン(といっても、当時はまだ聴いた事がなかったですが)の伝統を直接受け継いだ、というか生徒だったようなので、基本はそこにあるのでしょうか。

メンフィスを拠点に音楽活動を初めて1952年にシカゴへ移ったということで、南部の伝統的デルタ・ブルースをシカゴでエレクトリック・サウンドにのせて爆発させたそのサウンドは、本当に強烈です。

本名のチェスター(・アーサー)・バーネット(Chester Arthur Burnett)は、クレジットでよく目にします。
この人、かなり大柄なのにステージングも大迫力だったらしくて、どんなステージだったのか、ライブを観てみたかったですねぇ。

ハウリン・ウルフのブルースは、ロック好きにも絶対オススメですよね。
(1976年に満65歳で他界しています)

 
◆iTunes StoreでHowlin’ Wolfをチェックする。

※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2015.7.18)


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