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Buffalo Springfield〜そうそうたるメンバーが若き日にその才能をぶつけあったバッファロー・スプリングフィールドのデビュー・アルバム

バッファロー・スプリングフィールドのデビュー・アルバム活動期間はたった2年ですが、これだけのメンバーが、若き日にその才能をぶつけあっていたということで、どうにも気になるバンドですよね。

バッファロー・スプリングフィールドのデビュー・アルバムです。

Buffalo Springfield

1966年発表。中古の輸入盤を手にしました。
アトランティック傘下のアトコ・レーベルからリリースされてます。
オリジナルはモノ録音のようで、手にしたのはステレオ録音盤で、編集し直したもののようですね。

1966年4月にロサンゼルスで結成。1968年5月に解散。
オリジナルのメンバーは、スティーヴン・スティルス、ニール・ヤング、リッチー・フューレイ。そしてベースにブルース・パーマー、ドラマーにデューイ・マーティン。
解散間際には、ジム・メッシーナが加わってます。う~ん、凄い。


※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。
このデビュー・アルバムは、曲はスティーヴン・スティルスとニール・ヤングによるものですが、ニール・ヤングのメイン・ヴォーカル曲が少なく、聴いた印象は、全編通してスティーヴン・スティルスが表に出ている感じです。

ヴォーカルはリッチー・フューレイも多く担当していて、ニール・ヤングの曲も歌ってるんですよね。
アルバム1曲目の、スティーヴン・スティルスのヒットした「For What It’s Worth」が、やはり耳に残ります。
対してニール・ヤングはB面5曲目の「Out Of My Mind」等で、らしい歌声を聴かせてくれていますね。

当然、まだまだ演奏も荒削りで、瑞々しいですが、フォーク、R&R、カントリー、サイケデリック等、様々な要素を取り入れつつ、実にアレンジが練られていて、粒ぞろいの曲が並んでます。
時代的なものなのか、ビートルズを思わせるようなサウンドも聴かれます。

正直言いますと、西海岸のここら辺の流れは、あまり詳しくはないんですが、ロサンゼルス拠点ということで、ウエスト・コースト・ロックの基盤を作ったとも言われますね。

2年という短い期間にアルバムを3枚発表し、その後、ニール・ヤングはソロへ、スティーヴン・スティルスはクロスビー、スティルス&ナッシュ、リッチー・フューレイはポコを結成することになるんですよね。

う〜ん、やっぱり凄いメンバーだ。

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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.2.21)


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