サッカー国際親善試合 ベルギー代表対日本代表 テレビ観戦記(2013.11.20)

オランダ代表戦に続く国際親善試合欧州遠征2戦目、最近注目されている強豪ベルギー代表との試合ですね。

サッカー国際親善試合 ベルギー代表対日本代表

キックオフ:2013年11月20日(水)5:00
試合会場:ブリュッセル(ベルギー)

試合開始前の個人的な注目ポイント

(試合開始前に執筆してます)

先月の親善試合の2試合でセルビア代表とベラルーシ代表に対して無得点での完敗を喫し、コンフェデ杯から続いていた不振がら脱する気配が見られなかった日本代表でしたが、先日の強豪オランダ戦で優位な試合運びで引き分けという結果を得ました。

そのオランダ戦で掴んだ自信を、この試合でさらに強いものにできるのかに注目しています。

対するベルギーのFIFAランクはなんと5位で、W杯欧州予選でもその強さを見せていたようですね。

私はベルギーの試合を見ていないのですが、現在のベルギー代表には、マンチェスター・ユナイテッドのフェライニやチェルシーのアザールを始め、欧州のビッグクラブで活躍する選手がたくさんいるんですよね。
185cm近い平均身長も脅威で、強敵です!

日本代表では、オランダ戦で活躍した新しい力、山口や大迫といった選手、大迫の活躍に刺激を受けたであろう前の試合で決定機を逃した柿谷、さらに調子を取り戻したように見える香川なんかに注目しています。

中でも個人的には、オランダ戦では出番がなかったですが、DFの森重に注目しています。
高さのあるベルギ−に対して、出番があるのではないでしょうか。

試合日本時間の早朝なので、いつものようにじっくりとは観戦できないかも…

(以上は試合開始前に執筆しました)

試合観戦記《前半》

さて、先発メンバーはというと、

GK:1 川島永嗣
DF:21 酒井宏樹/6 森重真人/22 吉田麻也/3 酒井高徳
MF:16 山口螢/17 長谷部誠(cap)
MF:8 清武弘嗣/4 本田圭佑/10 香川真司
FW:11 柿谷曜一朗

ザッケローニ監督は試合前からメンバーを入れ替えると言っていたようですが、オランダ戦から続けて先発したのは本田、清武、長谷部と山口のボランチの2人、吉田だけで、結構メンバーを替えてきました。
まあ、中2日ですからね。

両SBの若いダブル酒井が攻守に機能するのか気になるところですね。
それに、期待のDF森重も出てきました。

で、試合開始です。

ベルギーの攻撃はマイボールになると縦に早く、速攻は迫力ありますね。
それに高さがあるので、見るからにサイド攻撃は脅威です。

と、見ていたら、前半15分に日本のミスから失点…

川島の無理な飛びだしと、酒井(高)がクロスに対して背後からくミララスに気づかず、ぼ〜っとしてしているところを決められてしまいました。
2人とも、あり得ないミスですね。残念です。

こういう凡ミスが重なって失点するのはもったいないですし、またしても前半の早い時間に先制点を取られてしまいましたね。

といって、試合展開としては特別劣勢というわけではなかったので、期待して見ていたところ、本田のパスに抜けた酒井(宏)のクロスから、柿谷が上手い動きで頭で同点〜〜〜!(前半37分)

柿谷が上手い動きでDFのマークを外してましたね。やっと結果も出しました。

前半はこのまま1—1で終了

そう言えば、柿谷はいつも裏に抜ける動きを見せていて、それが特徴でもあると思うのですが、この試合に関しては、周囲の選手もそれを意識したパスを出していたように見えました。

長谷部が攻守にバランスを上手く取っていたのではないでしょうかね。
前のオランダ戦も思いましたが、調子が良さそうです。

試合観戦記《後半》

後半のメンバーチェンジは、
山口→7 遠藤保仁
清武→9 岡崎慎司

前回のオランダ戦でも後半の交代で違いを生み出しましたが、何だかこの試合も期待できそうです。

ベルギーはアザールが交代しましたね。
前半にあまり名前も出てこなかったので、調子がよくなかったのかな。

後半始まって間もなく、早速、遠藤の上手い動きとパスから本田が逆転ゴ〜〜ル!(後半8分)
遠藤のパスは相変わらず素晴らしいです。

スタジアムはもの凄い歓声になってましたが、このアウェー感はいい経験ですね。

そんな中、サイドから中央に切れ込んだ長谷部のパスから、柿谷がダイレクトで裏に出した浮き玉に岡崎が抜け出して直接ゴール!(後半18分)

柿谷と岡崎の上手いプレーで、これで3—1となりましたが、交代した選手が活躍してますね。

柿谷→18 大迫勇也(後半18分)

今回は柿谷が1G1Aの活躍でした。
前のオランダ戦の大迫の活躍もあって、FW争いも熾烈ですが、いいことですね。

これで日本の余裕の試合運びになるのかと思ったのですが、段々と日本のボールが回らなくなってきて、ボールを取られるシーンが目立ってきたところ、右CKから失点して、3—2(後半34分)。

警戒すべき高さでやられましたが、それ以前にフリーにしてしまいましたね。
2点リードに集中が切れたとは思わないですが、疲れもあるのかな。

香川→13 細貝萌(後半37分)
この交代は守備的にして、勝ちきるという合図でしょうね。

酒井高徳→15 今野泰幸(後半41分) 今野はそのまま左SBに入りました。

こうなると、しっかり勝ちきってもらいたいところですが、まだまだ日本はリードを守りきる、という試合展開の時は危なっかしいですね。

アディショナルタイムの4分をヒヤヒヤしながら見ていましたが、1点のリードを守りきって試合は終了!

勝ちました〜!勝ちきってくれました。
強豪ベルギー相手に逆転勝利ですね。

ベルギーの攻撃は早さに高さにと迫力ありましたが、守備は崩すことができましたね。

結局、欧州遠征は2試合とも2失点していて、どちらも早い時間に失点しているのは気になるところですが、攻撃はいい形になっていましたし、ようやく結果も出ました。

ボランチの山口がフィットしたことによる遠藤の切り札的な使い方や、大迫と柿谷のFW争い、注目していた森重も無難にこなしてましたし、日本代表の活性化とも言える内容も良かったですね。

これで年内の代表戦は終了です。
来年はいよいよW杯イヤーですね。
来年もしっかりとサッカー日本代表を応援したいと思います!