ブルースは昔から結構よく聴くんですが、気になる書籍が発売予定です。
「ロバート・ジョンソンより前にブルース・ギターを物にした9人のギタリスト」
ジャス・オブレヒト(著)、飯野 友幸(訳)
リットーミュージックから11月25日発売予定。
2,700 円(本体2,500円+税)
“1920年代にスターとして人気を博し、録音を残したブルースマンの貴重なドキュメント”ということで、リットーミュージックのサイトの内容紹介によると、
1920年代、シカゴ、アトランタ、ニューオーリンズなどアメリカ各地で活躍したカントリー・ブルースのスターの生涯を丹念な取材で描く真説満載のノンフィクション。元米ギター・プレイヤー誌の編集者で長年ブルース・ギターについて研究してきた著者が、最新の考証をもとに9人のブルースマンの実像を掘り下げる。高名なブルースマン、ロバート・ジョンソンが初録音したのは1936年だが、本書では20年代にすでにレコーディングを果たしていた9人を取り上げる。ライ・クーダー、B.B.キング、ジョニー・ウィンターなどさまざまなミュージシャンの貴重な証言も収録したブルース・ギター研究本の決定版。米Living Blues誌“Blues Book Of The Year”受賞作品。
ロバート・ジョンソンより前にブルース・ギターを物にした9人のギタリスト | リットーミュージック
ということで、登場するギタリストは、以下の9人です。
シルヴェスター・ウィーヴァー
パパ・チャーリー・ジャクソン
ブラインド・レモン・ジェファーソン
ブラインド・ブレイク
ブラインド・ウィリー・マクテル
ブラインド・ウィリー・ジョンソン
ロニー・ジョンソン
ミシシッピ・ジョン・ハート
タンパ・レッド
この時代の録音は、アルバムを数枚持っていて、上記のブルースマンたちの録音も聴いたことがあるのですが、実は、最初のシルヴェスター・ウィーヴァーだけは、名前も知らず、聴いたこともないんですよね。
ちょっと調べてみると、インストのギターながら、1923年に録音した「Guitar Blues」など、最初に録音を残したカントリー・ブルースマンとして知られる、ジョージア州を拠点に活動したギタリストだそうです(参考:書籍「ブルース・レコード・ガイド・ブック」)。
ブルース・ギター研究本という扱いは、何とも内容が気になりますね。
Sylvester Weaver – Guitar Blues (1923)