サッカーアジアカップ UAE 2019 グループステージ 日本代表対ウズベキスタン代表 テレビ観戦記(2019.1.17)

アジアカップUAE2019、グループステージ最終節の対戦相手はウズベキスタン代表です。

サッカーアジアカップ グループステージ 日本代表対ウズベキスタン代表

キックオフ:2019年1月17日(木)22時30分
試合会場:ハリファ インターナショナル スタジアム

お互い連勝で迎えた第3戦目で、ウズベキスタンが得失点差で首位となってますが、F組1位突破をかけての戦いとなります。

先発メンバー

GK 23 シュミット・ダニエル
DF 3 室屋成/DF 2 三浦弦太/DF 20 槙野智章/DF 4 佐々木翔
MF 17 青山敏弘/MF 18 塩谷司
MF 14 伊東純也/FW 11 北川航也/MF 10 乾貴士
FW 13 武藤嘉紀

第2戦で先発したのは北川のみ。その他10人が先発入れ替えとなってます。

これまで出場機会のなかった選手たちにとっては、モチベーションが高いでしょうね。もちろん、連携面には不安を感じますが、それを超えるようなパフォーマンスを見せてもらいたいですね。

試合観戦記

序盤はお互いにボールにしっかりとプレスをかけつつも、やや様子を見るような時間帯ですね。

時間と共に、日本はボールをつなぎつつ攻撃の機会を伺うのに対して、ウズベキスタンはサイドからシンプルにゴールに迫るという感じでしょうか。

前半16分、日本の左サイドをえぐられて、中央の折り返しに完全フリーでシュートを打たれるシーンがありました。ちょっとマークがずれてましたね。

前半19分には乾の長いドリブルからの攻撃で、こぼれ球に乾のシュートは惜しくもGKに防がれますがいいプレーでした。ただ、乾のシュートの際に、誰かゴール前に詰めてもらいたかったかな。

その後、ボールをウズベキスタンにもたれる時間帯があり、シュートまでは持ち込まれないものの、日本に攻撃に形ができませんね。ウズベキスタンはボールをしっかり繋いでもこれるので、なかなかやっかいです。

前半34分、ゴール前の混戦から、北川の振り向きざまのシュートはGKの始まれましが、北川がようやくいいシュートを見せてくれましたね。

前半40分、ウズベキスタンのショムロドフが日本の左サイドをスピードあるドリブルで駆け上がり、槙野、三浦2人のDFも振り切って右足アウトサイドで放ったシュートがゴールネットを揺らしゴーーール!!ウズベキスタンが先制です。う〜ん、日本のDF2人が完全に振り切られてしまいましたね。

しかし前半43分、右サイドの室屋の相手選手との1対1を上手くかわしてサイド深くに持ち込んで送ったクロスに、武藤が頭でしっかり合わせてゴーーール!!日本がすぐに追いつきました。

北川のおとりの動き、マークをはずす武藤の動き、なにより室屋の積極的な仕掛けは見事でした。

この得点で、選手たちの表情が一気に変わりましたね。これまで控えだったせいなのか、意気込み過ぎや、失点もあってちょっと不安げな表情も見られたのですが、やれる!!という感触を持ったのではないでしょうかね。

前半は、このまま1—1で折り返します。

後半に入って交代はなし。
後半は立ち上がりからお互いチャンスをつかむ展開ですが、10分頃から日本の攻撃が活気づきだします。シュートを積極的に打ってますね。

すると、後半13分、CKの流れから室屋が右からクロスを入れ、これは一旦クリアされるものの、そのこぼれ球に反応した塩谷が、ペナルティエリア手前中央から左足を振り抜くと、ボールは糸を引くようにゴール右に決まってゴーーール!!

UAEのアル・アインの選手の塩谷が、地元で見事に決めましたね。これで2—1と日本が逆転です。

逆転されたウズベキスタンは、追いつくべくギアを上げてきました。引き分けであればウズベキスタンが首位通過ですからね。

しかし、日本も集中した守備と、攻撃でもカウンターで時折ゴールに迫ります。伊東のスピードを生かしたサイド攻撃が効果的ですね。

後半36分、乾→MF 8 原口元気
乾は後半、かなり疲れてましたね。ボールを失うシーンも目立ってきてました。

後半37分、相手CKからの日本の一気のカウンターで、伊東から武藤に、さらにペナルティエリア中央に走りこんできたフリーの北川にボールが渡り、北川はダイレクトで左足でシュートを放つもののこれは枠の上。う〜ん、いいカウンターだったので、決めたかったですね。

この後はウズベキスタンが攻勢をかけてきて、日本は耐える時間が続きます。
後半40分、武藤→MF 6 遠藤航

後半41分には、ウズベキスタンの強烈なミドルをGKシュミットが片手で弾き出す好セーブを見せます。
後半48分、北川→DF 16 冨安健洋

最後までウズベキスタンがサイドからのクロス中心の攻撃を仕掛けてきますが、これを集中した守備で跳ね返し続け、結局、試合はこのまま終了。

日本が2—1とリードを守り、ウズベキスタンに勝利しました。

おわりに

これで、日本がグループ首位で突破となり、決勝トーナメント1回戦(ベスト16)は、1月21日(月)にサウジアラビアとの試合となります。

スタメンをがらっと入れ替え、これまで主に控えだった選手中心で戦ったこの試合でしたが、どうしてどうして、難敵ウズベキスタン相手に、なかなかいい内容で勝利を収めましたね。

武藤、伊東はしっかりと自分らしさを出して、いい仕事をしてました。北川はようやくいい動きが見られ、あとは得点ですね。乾は前半は効果的なドリブルやシュートでらしさを見せてましたが、コンディション不良なのか、後半は足が完全に止まってしまっていたので、調子を上げてきてもらいたいですね。

中盤では、青山のポジショニングやパスのチラシ具合など、攻守に渡り効いていてさすがでした。そして、専門ではないボランチでの起用だった塩谷でしたが、見事なミドルシュートはもちろん、守備も安定していて、今後のチームに厚みを持たせる存在になりましたね。

失点シーンのCBの2人はちょっと心もとなかったですが、それ以外はGKシュミット・ダニエル含めて、SBの2人と守備はまずまずでした。

控え組中心のこの勝利は、決勝トーナメントに向けて大きいですね。こうやって、チーム力が上がって、チームとして強くなっていくんですね、

※参考:サッカー代表 – 日本vs.ウズベキスタン -テキスト速報 – スポーツナビ