フィンランドのラハティで開催中の「2017年ノルディックスキー世界選手権」ですが、26日(日)はメダルが期待される、ジャンプ団体混合が行われました。
日本のメンバーは、男子が伊東大貴選手と竹内択選手、女子は高梨沙羅選手と伊藤有希選手の4人で、今シーズン、そして、この大会に入っても調子が上がらない葛西紀明選手は外れましたね。
ちなみに、日本はこの混合団体が世界選手権で初採用された2013年が金メダル、前回の2015年は銅メダルを獲得してます。
ジャンプ団体混合1回目
競技の様子はテレビ観戦していたのですが、なかなか風の影響があったようですね。
まずは、1回目の結果は次の通りです。
第1グループ高梨沙羅90m
第2グループ竹内 択89nm
第3グループ伊藤有希95m
第4グループ伊東大貴92.5m
1回目を終えた時点で、日本は3位につけました。1位ドイツ、2位オーストリア、4位はスロベニアという状況です。
1回目を終えて改めて思うのは、この団体の日本のエースは、女子の伊藤有希選手ですね。なんといっても安定感が抜群です。
本来であれば、高梨選手がもちろん実績No.1なんですが、個人ノーマルヒルの涙の銅メダルがあったように、ここにきてどうにも歯車が少し狂ってしまったようですね。
男子に関しては、今シーズンは厳しい状況が続いていて、葛西選手も調子を落としてメンバーに選ばれませんでしたが、伊東大貴選手がだいぶ復調してきたのが明るい材料ですね。
それにしても、ドイツは手がつけられませんね。
女子で優勝したフォークト選手とをはじめ、各選手がビッグジャンプを連発しているところが、勢いを感じます。
ジャンプ団体混合2回目
2回目は1回目上位8チームでの競技となります。
第1グループ高梨沙羅89.5m
高梨選手はどうも風に恵まれず、強い追い風を受けたこともあって、思ったように距離は伸びませんでした。、この時点で、日本は3位。2位のオーストリアとは僅差です。
第2グループ竹内 択92m
いいジャンプでした。ただ、風が悪くて、もうちょっと伸ばしたかったですね。日本は3位をキープしてますが、4位スロベニアとの差が詰まってきてます。
第3グループ伊藤有希93.5m
ビッグシャンプとはいきませんでしたが、やっぱり伊藤選手は安定してますね。まだ日本は3位をキープし、2位との差はなかなか縮まりませんが、4位スロベニアとの差は広げました。
最後の第4グループは、8位からの競技となります。
第4グループ伊東大貴96.5m
やっと大きなジャンプでした!
この時点で日本のメダルが確定して、笑顔のチームメイトと伊東選手とのハイタッチが印象的でした。
結果、金メダルはドイツ、オーストリアが銀メダルとなり、日本は3位をキープしての銅メダル獲得です!
いや〜よかった!おめでとうございます。
今回、全体的に調子が上がらず、風の状況が日本人選手の時によりによって悪いという、とにかく流れが悪い日本チームでしたが、がまんしてがまんして、銅メダルを掴み取ったのは。素晴らしいですね。
それにしても、ドイツは圧倒的に強かった!
男子はもちろん、女子もW杯総合1位と2位の高梨と伊藤を上回る、素晴らしいジャンプを見せてましたからね。
おわりに
ということで、2017年ノルディックスキー世界選手権 ジャンプ団体混合は、銅メダルを獲得しました!
これで3大会連続の表彰台ですね。おめでとうございます!
やっぱり団体戦というのは、見ていても面白いですね。
今後、来年の平昌オリンピックに向けてさらに上を目指して、日本代表選手たちには頑張ってもらいたいですね。
応援します!