10月21日にヨルダンで行われた、U-17女子ワールドカップ2016の決勝で、北朝鮮と対戦した日本代表のリトルなでしこは、スコアレスのまま迎えたPK戦の末に惜しくも敗れて準優勝でした。
前回大会で優勝して、連覇がかかっていた日本代表でしたが、北朝鮮にはアジア予選を兼ねていたAFC U-16女子選手権2015の決勝に続いての敗戦となってしまいました。
とはいえ、実は今大会、グループリーグから全試合を見ることができたんですが、決勝まで見事な試合を見せてくれたんですよね。
今大会の日本代表リトルなでしこの対戦成績は、次のようになってます。
○5-0 ガーナ(グループリーグ)
○5-0 パラグアイ(グループリーグ)
○3-2 アメリカ(グループリーグ)
○3-0 イングランド(準々決勝)
○3-0 スペイン(準決勝)
●0-0(PK4-5) 北朝鮮(決勝)
決勝までは本当に凄いですよね。ほとんどの試合で圧倒しています。
その決勝も、負けたとはいえ、早いボール回しで、サイドから次々とチャンスを作り出して、フィニッシュの精度を欠いて得点をあげることはできませんでしたが、見ていて実に面白いサッカーを見せてくれました。
北朝鮮も最後まであきらめない、粘り強い守備を続け、厳しいプレスでボールを奪ったら素早いカウンターでゴールに迫り、あわやというシーンもあったので、それぞれの戦い方がよく出た試合だったかもしれませんね。
最終的には、日本代表はチャンスで決めきることができずに、延長なしのPK戦において涙をのみましたが、これは大きな経験になるのでしょうね。
今大会のU-17日本代表の選手たちを見て、キャプテンでもある10番の長野風花選手が抜群によかったですね。
ボランチの位置で運動量が多くて、判断もよく、視野が広く、足元の技術もかなりしっかりしていて、中盤をコントロールしてました。
結局、決勝では負けましたが、長野選手は大会MVPにあたるゴールデンボールを獲得してます。
もちろん本人は、MVPを獲得したことよりも、優勝を逃したことを悔やんでいましたが、これからのなでしこジャパンを背負う選手として、今後も注目していきたいですね。
ということで、U-17女子ワールドカップ決勝で負けたのはとても残念ですが、最近は、なでしこジャパンがリオ五輪を逃し、ちょっと停滞感があるので、このU-17のリトルなでしこの活躍は明るい話題で、今後が楽しみになりますね。
※参考
・2016 FIFA U-17女子ワールドカップ – Wikipedia
・リトルなでしこ、U-17W杯二連覇ならず。決勝でPK戦の末に宿敵・北朝鮮に敗れる | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
・リトルなでしこ主将の長野風花、U-17女子W杯MVP受賞「サポートに感謝」 | フットボールチャンネル | サッカー情報満載!
・FIFA U-17女子ワールドカップ ヨルダン 2016 | JFA|公益財団法人日本サッカー協会