そのサウンドは、南部の泥臭さを漂わせつつ、ブルース、R&B、カントリーといったルーツ・ミュージックをベースにした、ストレートなアメリカン・ロックといったところでしょうか。
オリジナル・アルバムはあまり持っていないのですが、こちらのアルバムを手にしました。
「Bayou Country」
1969年に発表した、2ndアルバムです。
随分と後になってから国内盤を手にしたのですが、そのタイトルが、「驚異のニュー・ロック・サウンド クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル登場」ですから、随分と大層なタイトルです。
というのも、この2ndアルバムが、日本でのデビュー・アルバムだったんですね。
※ジャケット画像はAmazonアソシエイトより。で、ジャケットが現在のCDのジャケットとは違いますが、当時日本で発売された時、ジャケットの表裏が逆になったそうです(このアルバムの裏面はライナーノーツですが)。
おまけに、収録曲もA面とB面がオリジナルとは逆になってしまったそうですよ。
このアルバムには、何といっても代表曲となる「プラウド・メアリー(Proud Mary)」が収録されています。
ただ、南部の香りのする土臭い、シンプルでストレートなロック、というイメージの強いCCRですが、もちろん、根底にはブルースの影響もあり、長いインプロビゼーションが続く曲も印象的です。
このアルバムだと、A面最後の「キープ・オン・チューグリン(Keep on Chooglin’)」はライブ盤でもその演奏の盛り上がりを聴くことが出来ますし、B面最後の「墓場行きの列車(Graveyard Train)」は、単調に進むコード進行が、何だかより一層忍び寄るような迫力を感じさせます。
ちなみにメンバーは、
ジョン・フォガティ/リード・ギター、ヴォーカル
トム・フォガティ/リズム・ギター
スチュ・クック/ベース
ダグ・クリフォード/ドラム
ただ、ジョン・フォガティのソングライター、ヴォーカリスト、ギタリストとしての力量がず抜けているのは明らかで、このアルバムでも、1曲目の「グッド・ゴリー・ミス・モリー(Good Golly Miss Molly)」を除いて、全てジョン・フォガティの曲です。
まあ、そのジョン・フォガティ中心になり過ぎた故、バンドは解散することになるんですよね。
バンドは1972年に解散しているので、実質の活動期間は短いですね。
実はこのアナログ盤は、個人的にも思い出がありまして。
今は亡き私の先輩が、古いロックが好きという私に譲ってくれたアナログレコード数枚のうちの1枚なんです。
その先輩がリアルタイムで聴いていたという貴重なこのアルバムは、その先輩の形見であり、私の宝物です。
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※Amazonアソシエイトプログラム等で紹介してますが、記事中のものと同内容でない場合もあるのでご了承願います。
※この記事は旧ブログ「アナログレコード回顧録」の記事を加筆・修正したものです(2016.3.2)
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