【U-21日本代表】トゥーロン国際大会2018グループステージ サッカーU-21日本代表対U-21カナダ代表 テレビ観戦記(2018.6.3)

現在、若きサッカーU-21日本代表の選手たちが、トゥーロン国際大会2018に参加しています。

前の試合のポルトガル戦で、退場者を出す劣勢の中、劇的な逆転で勝利を収め、1勝1敗としたU-21日本代表。準決勝進出のためには、まずは勝利の必要なグループステージ最終節の対戦相手は、現在グループ首位のU-21カナダ代表です。

トゥーロン国際大会2018グループステージ U-21日本代表対U-21カナダ代表

キックオフ:2018年6月3日(日) 22:05(日本時間)
試合会場:スタッド パルセマイン

フランスのトゥーロンで開催されるこの国際大会は、若手の登竜門として知られる大会で、今回、日本代表は2020年の東京五輪世代のU-21で臨んでいます。もちろん、結果も重要ですが、何より、国際経験を積んで大きく成長することが期待される大会でもありますね。

先発メンバー

GK 1 オビ・パウエルオビンナ(流通経済大)
DF 19 橋岡大樹(浦和)/5 冨安健洋(シントトロイデン/ベルギー)/15 杉岡大暉(湘南)
MF 2 藤谷壮(神戸)/4 板倉滉(仙台)/14 松本泰志(広島)/6 初瀬亮(ガンバ大阪)
MF 10 三好康児(札幌)/16 森島司(広島)
FW 19 小川航基(磐田)

GKはオビ パウエルオビンナが先発です。前の試合でGK山口が退場になっているので、GK波多野豪(FC東京)を追加招集してます。

ここまで先発だった中山が、前戦で足首を痛めたようで、大事をとって控えに回っているとのことです。ワントップは小川。

グループステージ3試合目U-21カナダ代表戦観戦記

序盤は両チームともプレスが効いていて、お互いボールが前線まで運べませんね。

しかし、前半9分、カナダの早いプレスに初瀬がボールを失い、そのまま中央にパスを出されてシュートを打たれると、これがゴール!
日本、ミスから先制を許します。

各選手とも、ちょっとボールを動かす判断が遅いようで、早いプレッシャーにボールを奪われたり、焦ってミスをしたりというシーンが見られますね。

周りのサポートを含めて、もう少し連動した動きで早いリズムでボールを動かしたいですね。とはいえ、なかなかカナダのプレスが早く厳しいです。

前半30分に三好の落としに藤谷が走り込み、中央の折り返しから中央で森島がスルーし、外から走り込んできた初瀬がシュートというプレーがあり、これはGKに防がれるものの、このあたりから、やや日本もボールが繋がるようになります。カナダのプレスに慣れてきたか、少し緩くなってきたでしょうか。

サイドからの攻撃ができる様になってきたものの、クロスをふかすシーンが時々あるので、制度を上げてもらいたいですね。

前半37分には、ゴール前まで持ち込まれてシュートを放たれるシーンがありましたが、これがDF杉岡がブロックで防ぐものの、危ないシーンでした。

前半このまま0—1で折り返します。

ピンチといえば、失点シーンと前半37分のシーンくらいなので、カナダのプレスに慣れる前の失点は、ちょっともったいなかったですね。ただ、連戦の疲れなのか、ちょっとボールを追いきれてない感じが時々あるので、後半は集中してもらいたいです。

後半に入っての選手交代は2人。
森島→MF 8 三笘薫(筑波大学)/小川→FW 13 上田綺世(法政大)

後半立ち上がりから、日本の動きが良くなってますね。ボールが収まり、パスも回るようになりましたし、相手ボールになっても、攻守の切り替えが早く、プレスが効くようになってます。

交代で入った2人、三笘と上田のコンビネーションがいいですね。
上田のスピードを生かした攻撃で、カナダのゴール前まで迫るシーンが増えてきました。

それにしても、守備の意識が前半と比べて見違えて良くなりましたね、カナダにほとんど主導権を握らせません。

板倉→DF 3 中山雄太(柏)(後半17分)
中山はそのまま中盤に入りました。負傷は大丈夫だったのかな。

後半20分、自陣からのロングボールに相手選手が頭に当てて浮いたボールを、ペナルティエリア中央のライン際で収めた三笘が、3人のDFに囲まれながらも冷静にかわし、放ったシュートがゴーーール!!日本、ようやく同点に追いつきました!!

日本は準決勝進出のためには、最低でも勝利が必要なので、勝ち越し点を取りにいかないといけませんね。

後半24分、右サイド深い位置からの三好からのグラウンダーのクロスに、中央の三笘がフリーで直接シュートを打つものの、これはDFに阻まれます。

後半26分のこぼれ球を拾った中山のシュートは枠の左。後半27分には初瀬のFKはGKのセーブに阻まれ、そのこぼれ玉の三笘のシュートはわずかに枠の外。後半31分の上田の落としに三好のシュートはクロスバーの上。う〜ん、なかなか決まらない。

藤谷→MF 17 遠藤渓太(横浜)(後半34分)

その後も日本が攻め続け、ゴール前でシュートチャンスを数多く作るものの、なかなかゴールを奪うことができません。

結局、日本は追加点を挙げることができずに、このまま試合は1—1の引き分けで終了。

U-21日本代表、準決勝進出を逃しました。残念。

おわりに

いや〜、攻め続けて、チャンスはたくさんあったのですがね。

決定力不足といえば、それまでなんですが、守備を固めた相手を崩すのは、どの年代もどの国も難しいものですね。こういう結果になると、前半の早い時間に失点してしまった、試合の入り方がちょっともったいなかったですね。

ただ、それ以降は、ほとんど日本が主導権を握って試合を進めていた点は、自信をもっていいのではないでしょうかね。

順位的には、結局、このあと行われたトルコとポルトガルの試合で、トルコが勝利したため、1位トルコ、2位カナダ、3位日本、4位ポルトガルという順位になって、準決勝にはトルコが進出しました。

6月7日(木)にU-21トーゴ代表と7/8位決定戦で対戦するとのことなので、また、違ったスタイルのアフリカのチームと対戦できるのは、経験を積んで成長できるチャンスですね。

※参考
サッカー日本代表 – U-21日本vs.U-21カナダ -テキスト速報 – スポーツナビ
U-21日本代表 カナダに引き分け、準決勝進出はならず ~第46回トゥーロン国際大会2018~ | JFA|公益財団法人日本サッカー協会

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