来年の女子ワールドカップの最終予選も兼ねた「AFC女子アジアカップ ヨルダン 2018」のグループステージ初戦。なでしこジャパンの対戦相手はベトナム女子代表です。
「日本女子代表なでしこジャパン対ベトナム女子代表」
キックオフ：2018年4月7日（土） 22:45（日本時間）
試合会場：キング アブドゥラー2世 スタジアム
このアジアカップでは、2組に分かれた出場全8か国中上位5か国に、2019年のフランスでの女子ワールドカップ出場権が与えられます。
といえば、なんだか楽なような気もしますが、なんといってもなでしこジャパンの入るB組は、ベトナム、韓国、オーストラリアと、これがまた厳しい組なんですよね。
日本よりランキングが上で、今や世界トップクラスのオーストラリアに加えて強敵韓国です。そして、今日の対戦相手のベトナムは、グループ内では力が劣るものの、最近は成長著しいので侮れないんですよね。けど、このベトナム戦は確実に勝ち点3が必要ですね。
先発メンバー
GK 山下杏也加
DF 有吉佐織／熊谷紗希／市瀬菜々／鮫島彩
MF 猶本光／阪口夢穂
MF 中島依美／増矢理花
FW 横山久美／岩渕真奈
注目の川澄はベンチスタートですね。
試合観戦記
前半始まってすぐの3分、中盤の阪口（夢）の長いボールから岩渕がサイドで粘ってキープ。そこから増矢→横山と展開して、横山がシュートを放つと、これがGKの手を弾いてゴーーール！！
なでしこ、幸先の良い先制点です！！これで落ち着けそうですね。
序盤は積極的にDFの背後を狙うボールを使っていて、それが効果的で、守備もボールへのアプローチが早くて積極的なプレスが効いてます。
前半17には、右サイドからドリブルで切れ込んだ岩渕のグラウンダーの早いクロスに、ゴール前に走り込んだ中島が合わせてゴーール！！これはいい攻撃でした。岩渕には阪口から長いパスが出てましたね。
しかし、少しずつ、ベトナムの選手たちも日本のペースに慣れてきたのか、早い出足でボールを奪いベトナムの時間も増えてきましたが、ここは落ち着いて守備の対応をしてもらいたいですね。
その後も日本ペースで試合が進むも得点はなく、前半はこのまま2—0で折り返します。
岩渕はじめ前線の選手がよく動いてましたね。そのおかげで、中盤からパスがどんどん出てきてました。
後半開始からのメンバー交代はありません。
後半立ち上がりから、なでしこは攻勢をかけてますね。差は2点ですし、早く追加点が欲しいです。
後半9分には、中島からのクロスにニアで岩渕が頭で合わせるものの、これはポストに嫌われてゴールにならず。惜しかった。
今度は後半12分、なでしこのCKから流れたボールを猶本がダイレクトで中に早いボールで折り返すと、これをゴール前の岩渕が直接合わせてゴーール！！なでしこ、試合を楽にする追加点で3—0とリードを広げます。
後半14分、横山が素早い反転で巧みにDFを振り切って放ったシュートは、クロスバーに嫌われてゴールならず。これは惜しかった。
後半18分になでしこ最初の選手交代です。横山→FW田中美南
後半21分、するする〜っと上がってきた鮫島に岩渕からのスルーパスが渡り、そのまま鮫島が持ち込んで放ったシュートはGKに防がれるものの、弾いたボールに詰めていた田中がゴールに流し込んで、なでしこ追加点！！
増矢→FW菅澤優衣香（後半24分）
岩渕が増矢の左サイドに入りましたね。
中島→FW川澄奈穂美（後半35分）
川澄はそのまま右サイドに入りました。
試合は終盤もなでしこペースで進み、結局、試合はこのまま4—0で終了。
なでしこ、大事な初戦をしっかり4得点で勝利して、勝ち点3を獲得しました。
おわりに
まずは大事な初戦でいい勝ち方で終えたなでしこです。
時折カウンターも受けましたが、無失点で終えたのは良かったですね。熊谷の守備はカバーや読みがさすがで、加えて若いCB市瀬が積極的な守備で無失点に貢献していたのは、今後を考えると大きいですね。
中盤では、阪口と猶本が攻守に良いバランスで、猶本は吹っ切れたような思い切りの良いプレーが目にとまりました。
前線では、岩渕の動きが良かったですね。ドリブルなども積極的で、90分走りきっていたところも頼りになります。
いいスタートをきったなでしこの次の試合は、10日（火）の韓国女子代表との試合です。大一番となりますが、なんとか勝利を収めてもらいたいですね。
※参考：サッカー日本代表 – 日本女子vs.ベトナム女子 -テキスト速報 – スポーツナビ
【関連記事】
・もうすぐサッカー女子ワールドカップ出場権の懸かる「AFC女子アジアカップ ヨルダン 2018」開催。なでしこジャパンの初戦は4月7日のベトナム女子代表戦 | ローカルブロガーのメモ帳